FX4 Discのスピードアップを図るために、カスタマイズを行いました。
ガラリと走りを変えるならやはり、ハイグレードのタイヤ装着が効果大です!
ふだん乗りにはベストマッチな「ボントレガーH2 Comp」
FX4 Discに装着されているタイヤは、ボントレガーH2 Compの700×32c。
「クロスバイクとシティバイク用の万能タイヤ、さまざまな状況で走りよく、高い耐久性と優れた耐パンク性能を提供」と商品ページで紹介されているとおり、乗り心地も問題ありません。
歩道の段差を乗り越える際も慎重に越える必要はなく、雑な操作でも大丈夫です。坂道でよく見られる、Oリングのコンクリート舗装路を勢い良く下っても、路面の凹凸もそれほど気になりません。
スピードアップには、タイヤ交換が手っ取り早い
しかし、「スピード」を求めるとなると、不満が噴出してきます。
ロードバイクと信号待ちで並ぶと、スタート時の加速に圧倒的な差を感じます。
ロードバイク並の加速やスピードを求めるのはかなり無理がありますが、乗り続けているともう少し「スピード」がほしいという欲が湧いてきます。
スピードアップさせる手っ取り早い方法としてはまず、タイヤをグレードアップさせることです。
過去に所有していたロードバイクでも、乗り心地を改善するためにタイヤとチューブの交換を何度か経験してきましたが、果たしてクロスバイクでも同様の効果が見られるでしょうか。
コンチネンタル Grandpix 5000一択!
今回のクロスバイクでは30km/h到達までの加速感、30km/h以上での乗り心地などで改善できればと、タイヤの選択を行いました。
ピレリ P ZERO ROAD、ブリヂストンEXTENZA RR2Xなど、ロードバイクを所有していた頃にはラインナップされていなかったモデルも気になりましたが、やはり気になるのはコンチネンタル Grandprix 5000。
Grandprixシリーズは、4000SI Iを過去に使用した経験があります。
漕ぎ出しの軽さ、スピードに乗った際のころがり抵抗の少なさがとても気に入って何度も購入した思い入れの深いタイヤです。
ですから後継モデルのGrandprix5000を装着するとどんな乗り味になるのか試してみたいですね。
4000S IIから12%路面抵抗軽減、耐パンク性が20%強度アップ、乗り心地も向上しているらしいのです。
価格は定価で1本10,000円とかなりお高い部類ですが、6,000〜7,000円程度で入手可能です。
サイズは28c、25c、それとも23c?
FX4 Discに装着されているH2 Compのサイズは700×32c。
タイヤ交換する際は、車体全体のバランスも考慮して、ワンサイズ下のタイヤを選択するのがセオリーともいわれています。
この場合、ワンサイズ下は700×28c。ロード寄りのパーツ構成のクロスバイクでもこのサイズが採用されることが大半です。
28cのタイヤはクロスバイクでも主流のサイズなので、多分違和感なく収まるはず。
ここはあえて、ツーサイズ下の25cを選んでみたいと思います。
商品ページのスペックを見ると、25cタイヤの重量は225gと交換前の半分以下。
タイヤ交換のみで500g強の軽量化になり、走りもガラリと変わるのではないかと期待できます。
しかし、25cや23cを装着した場合、路面の凹凸をどのぐらい拾ってしまうかも気になります。
ロードバイクの場合は、フレームやその他のパーツ構成でこの衝撃を吸収している場合が多いですが、FX4 Discのアルミフレームではハイグレードのタイヤとの構成で、どこまで吸収を和らげるかは未知数です。
カーボンフレームのFX Sportsであれば、23cもアリかと思います。
しかし、アルミフレームのFXシリーズだと、路面からの衝撃を吸収しきれず、乗り心地を損ねてしまう可能性も考えられます。
最終的には、スピードアップを重視しつつ、クロスバイクの快適さを極力損なわない変更ということで、
700×25cを選びました。
700×25cでも、FX4 Discとの相性はとても良い!
25cタイヤへの交換でいちばん気になっていたのは、見た目のバランス。
FXシリーズのフレームは、最大で38cのタイヤを装着できるため、細いタイヤを装着した際のフレームとのクリアランスが気になります。
真正面から見ると確かに、スカスカ感は否めませんが、個人的にはあまり気になりませんでした。
横からの見栄えは問題なし。ブラックのホイールは若干リムの高さがあるため、たいやの細さをカバーしてくれる、まずまずの足回りです。
肝心の走りはというと、まず漕ぎ出しが交換前とは別物。比較にならないくらい軽快になりました。
タイヤ交換前と交換後の違いは、同一コースの走行データを後日計測して比べてみたいと思います。
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