クロスバイクに700×25cタイヤを装着して、一年近く経ちました。
交換当初はそのメリットに驚かされたのですが、長い目で見るとデメリットにも気づきました。
25cタイヤ購入時のレポートはこちら
そこで今回はより太いタイヤで「スピード」と「快適性」をキープできるタイヤ探しを始めてみようと思います。
その前に再度、クロスバイクと25cタイヤのマッチングについて、振り返ってみたいと思います。
耐パンク性能、普段乗りの快適性に不満が…
実売価格で一本7,000円近くする高性能タイヤのグランプリ5000ですが、最高速、巡航速度では標準装備の28cタイヤから向上したものの、以下の不安要素も浮き彫りとなりました。
幹線道路って意外と路面が荒れていて、25cタイヤだと快適に走れないところが意外と多い…。
走る機会の多い国道1号は意外と路面が荒れており、路肩付近は、路面の縦の亀裂や磨耗による凹凸を避けて通れない事が多々あります。
かつて所有していたカーボンフレームのロードバイクであれば、路面からの衝撃をフレームからも吸収できるため特に違和感はなかったのですが、25cタイヤとアルミフレームでは、速度に比例して、ハンドルに伝わる振動が大きくなり、とても不快に感じます。
路肩付近にはわだちや亀裂も意外と多く、パンクのリスクを避けながらの走りは、結構気をつかいますね。
路面の荒れ具合いが半端ない国道1号では、パンクのリスクも高まります。実際に走ってみて気づくのですが、交通量が半端なく、トラックやトレーラーの走行で酷使された路面は、わだちが大きく窪み、その中に亀裂が発生している箇所がかなりの割合で存在します。
私は実際に、下り坂の緩い左カープを走行中、わだちの中にあった縦に走る大きな溝に気づかず、その溝にフロントタイヤがハマってしまい、一瞬にしてパンクした苦い経験があります。
車道走行が前提の自転車には、路肩にも落とし穴が潜んでいます。信号待ちのクルマを潜って路肩を走る際に現れる排水口のメッシュパネル。25cタイヤの幅だと、パネルの隙間にタイヤの一部が収まってしまい、ハンドルを取られてしまったり、パンクするリスクが高まります。
また、路肩から歩道に乗り上げて、渋滞を避けたい場合には、25cタイヤではリム打ちによるパンクのリスクも高まります。
この一年、25cタイヤを走らせてきた結果、私のふだん使いでは、25cタイヤでは常に快適な走りを楽しむというよりは、パンクのリスクを避けるため、かえって気を使ってしまうというのが結論です。
このようにタイヤの性能は、車体との組み合わせによっても、シチュエーションに寄っても、良くも悪くも、どちらにも転がっていきます。
FX4の標準仕様で28cタイヤが装着されていたこともこの経験から納得できます。
FX4 Discは最大38cタイヤが装着可能
タイヤ交換を再び検討しようと考えているのですが、今回はどういったポイントから選んでいくかを整理してみました。
より太いタイヤを選びたい。
タイヤの重量増は、コストと相談しながら極力控えたい。
トレックHPのFX4スペックによると、フェンダーなしの場合、最大38cのタイヤが装着可能とあります。
太さと重さ、金額との兼ね合いで、32c、35c、38cあたりか今回の候補になります。ざっくりですが以下をピックアップしてみました。
コンチネンタル グランプリ5000 32c
https://www.mizutanibike.co.jp/products/detail/1698/
今装着しているのは、グランプリ5000 の25cタイヤ。かタイヤの性能に関しては前述の通り、申し分ないです。太さ違いの比較もいろいろと見つけやすい点では履き替えの選択としても一番おすすめ。
但し、1本7,000円近くする高価格なタイヤなのと、耐パンク性能がどのくらいあるかが懸念されます。
パナレーサー グラベルキング
私のこれまでの車歴では、パナレーサーのタイヤは久しぶりの選択肢です。ロードタイヤはいくつか使用した経験がありますが、コストパフォーマンスの良いモデルが多く、タイプ、バリエーションも豊富という印象です。タイプ、サイズもバリエーション豊富。
「グラベルキング」は文字通り、グラベルバイク専用タイヤの王様と言える、定評あるタイヤ。
タイヤのトレッドパターンの違いで、無印(スリック)、SK(セミノブ)、SS(セミスリック)の3タイプがあり、各タイプとも32c、35c、38cが揃っているため選択の幅も広いです。
パンクに強いブラスシリーズも各タイプにラインアップされており、さらにクリンチャータイプ、チューブレスレディタイプも揃っており、32cタイヤが気になるところです。
パナレーサー コンフィ
パナレーサーのラインアップの中でも、こちらのモデルは軽量でありながらリーズナブルなモデル。
28cで290g、32cで310gの軽量タイヤが3,000円程度で手に入ります。
一見するとコストパフォーマンスの高い商品にも見えますが、安この安さにはそれなりの理由があるはず。
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