「ただ走る」から「意識して走る」へ――ワークアウト機能のすすめ
ガーミンを使い始めた頃(Vivo Active3です)、私は「どれだけ長く走れるか」だけを目標にしていました。
最初は1kmすら走れず、毎回ゼロからの挑戦。
1km、3km、5kmと徐々に距離を延ばすことが当面の目標で、トレーニングページも「何キロ走ったか」「あと何キロ残っているか」しか見ていませんでした。
そんな私が、ガーミンの「ワークアウト」機能に目を向け始めたのは、5kmを当たり前に走れるようになった頃。
トレーニング画面を使用するとランニングデータ保存後に「距離」「時間」「ペース」が表示される
しだいに「どのくらいのペースで走れているか」にも興味が湧き、「走る距離÷時間=ペース」に意識が向き始めました。
このタイミングで「ワークアウト」機能を取り入れたことで、ランニングが“こなすだけ”の運動から、“達成感のある挑戦”に変わった実感があります。
最初は設定が難しかった「ワークアウト作成」
初回でつまずいた経験

私はGarmin Connectのアプリからワークアウトを作成しています。
ですが、正直最初は設定方法がとても分かりづらく感じました。
登録画面に表示されるデフォルトのワークアウト構成は、左の画像赤枠部分にあるように
「ウォームアップ → ラン → クールダウン」といった形になっており、
この3つが必須なのだと思い込んでしまっていました。
実はもっとシンプルに設定できる

実際には左の画像のとおり、不要なウォームアップやクールダウンを削除して、ランだけのシンプルなメニューも登録できます。
ですが、公式マニュアルや動画を見ても、その方法になかなかたどり着けず、途中で設定を諦めたこともありました。
ガーミン製品は多機能な分、「やりたいこと」に最短でアクセスするための工夫が求められます。
今振り返ると、最初は“できない”のではなく、“知らなかった”だけでした。
数値化されたペースと心拍が、意識を変えた
「なんとなく走る」から「意図して走る」へ
ワークアウトを取り入れて変化したことのひとつが、走るペースや心拍数への意識です。

私は1kmを5分台で走れるようになった頃から心拍数を意識し始めました。
さらに4分30秒を切れるようになってからは、ピッチやストライドもチェック。
これらの指標を通して、自分のフォームや走り方の傾向が見えてきました。
指標が“フォーム改善”のヒントになる

たとえば「ストライドが短くなっている」「ピッチが落ちてきている」など、感覚だけでは気づきにくいクセを数値から読み取ることができます。
写真上の場合、左のデータは「ストライド走法」寄り、右のデータは「ピッチ走法」寄りの走りとなります。
私はストライド走法であると自覚していましたが、ペースアップを図るために「ピッチ走法」への取り組みも行っています。
こうしたデータは、ワークアウトでペースを「指定」することで初めて意味を持ちます。
「5kmをキロ5分ペースで走る」といった目標設定は、練習にメリハリを与えるだけでなく、走り切ったときの達成感にもつながります。
ワークアウトを取り入れたことで生まれた“走る目的”
走る前から「今日は何をするか」が明確になる
ワークアウトを使う以前は、「今日は気分で走ろう」といった気まぐれなランニングが多く、内容にバラつきがありました。
ウォームアップもクールダウンも“なんとなく”で行っており、トレーニングとしての意識は弱かったと思います。
しかし、ワークアウトを使うことでランニングが“目的に沿った時間”に変わりました。

たとえば以下のようなメニューをGarmin Connectで複数登録しておき、走る前に選ぶだけで、その日の練習が明確になります。

例えば、赤枠部分は主に屋外で行うワークアウト(ランニング)の一例です。
- 長距離走90分
- ウインドスプリント20秒×6本
- ビルドアップ走30分
屋外ランでは「長距離ラン」や「ビルドアップ走」を中心に使っており、今後は「しきい値走」など、中上級者向けのメニューも必要に応じて取り入れていく予定です。
トレッドミル用・屋外用を使い分け

特にトレッドミル用には、ワークアウト名の頭に「屋内」と入れて、屋外用メニューと区別できるよう登録しています。
- 屋内インターバル1分×7
- 屋内ビルドアップ60分
- 屋内ベース走30分
- 屋内ウインドスプリント20秒×6本
ワークアウトを使うメリットとデメリット
✅ メリット:継続と成長を後押ししてくれる
リアルタイムアラートでズレを修正できる

設定したペースや心拍数から外れると、即座に「速い」「遅い」といったアラートが出るため、オーバーペースや省エネ走行の気づきにつながります。
右の画像は心拍数を135〜150rpmに設定した際、設定範囲に対して「高すぎます」「低すぎます」といったアラートが表示された一例です
達成スコアで手ごたえを実感できる

ワークアウト終了後には「目標達成度」がパーセンテージで表示され、練習の手ごたえを明確に把握できます。モチベーション維持にも効果的です。
使用シューズの走行距離を記録できる

ワークアウトごとに使用シューズを指定すれば、「このシューズであと何キロ走ったか」の把握が可能。買い替え時期の目安になります。
手動ラップ不要で集中力を保てる
距離や時間の区切りを自動で管理してくれるため、練習中は「押し忘れ」や「タイミングズレ」の心配がなく、集中して走れます。
複数のメニューを保存&再利用できる

一度作成したワークアウトは何度でも呼び出し可能。練習のバリエーションを増やしやすく、「今日は何しよう?」という迷いも減ります。
⚠️ デメリット:使い方次第でストレスに感じることも
初期設定にややクセがある
特に初心者には、ワークアウト作成画面の構成や操作方法が直感的でないことがあります。慣れるまでは少し戸惑うかもしれません。
「達成率」に縛られると逆効果に

スコア表示が励みになる反面、「100%でなければ失敗」と感じてしまうと本末転倒。完璧を目指しすぎない使い方が長続きのコツです。
アラート頻度が多すぎると気が散る
ペースや心拍の通知が多いと、逆にランに集中できないことも。最初は必要最低限の設定から始めるのがおすすめです。
その日の体調に合わせた調整も必要
メニューどおりに走れない日もあります。気温や疲労によって調整が必要なときは、ワークアウトを中断する柔軟さも大切です。
ワークアウトが続ける力になる
ワークアウト機能は、走り出したばかりの方が“最初の距離”をクリアするためのサポートになります。走れる距離が安定してくると、ペースを加えた目標設定ができるようになります。すると「今日の練習はこのくらいでOK」というラインが自分で引けるようになり、無理な追い込みを避けて、故障のリスクを抑えることもできます。
私自身、走ることが楽しいと感じられるようになったのは、ワークアウトで目標達成を重ねていく中で得られた“達成感”の積み重ねです。ガーミンでワークアウトを設定し、自分の走り方を理解する――これこそが、長くランニングを続けるための鍵だと感じています。
まとめ:ガーミンのワークアウト設定は「距離とペースの壁」を越える一歩になる
「ガーミン 設定 おすすめ」というキーワードで調べている方は、きっと「もっと効率よく走りたい」「走る習慣を身につけたい」と考えているはずです。
ワークアウト機能は、その両方をかなえる力を持っています。ただし、最初は少し設定に戸惑うかもしれません。けれど、一度仕組みを理解すれば、その効果は絶大。走ることに“目的”と“手ごたえ”が生まれ、確実に走力向上に結びつきます。



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