はじめに:Garminは「買ってから」が本当のスタート
ランニングやアウトドアの強い味方、Garminウォッチ。
購入したその日から使える便利な機能が揃っていますが、実は本当の魅力は「買ってから」にあります。画面の見た目や表示する情報を自分好みにカスタマイズすると、使いやすさだけでなく「所有する喜び」もグッと高まります。
特に、高性能なForerunner 265などのモデルを使っている方は、鮮やかなAMOLED(有機EL)ディスプレイの美しさを最大限に活かしたカスタマイズが可能です。
この記事では、Garminをもっと楽しく、もっと自分らしく使いこなすためのおすすめウォッチフェイスとデータフィールド(すべて無料)を、導入方法とあわせてわかりやすく紹介していきます。
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| 記事の役割 | タイトルとリンク |
| 【決定版レビュー】 | Garminウォッチフェイス厳選レビュー!人気のおすすめはこれだ |
| 【設定ガイド】 | 【初心者向け】Garminウォッチフェイス設定ガイド:カスタマイズの基本手順 |
| 【応用カスタマイズ】 | 【応用編】Garmin Connect IQでランニングを最適化するカスタマイズ術 |
ウォッチフェイスとは?「毎日見る画面」だからこそこだわりたい
ウォッチフェイスとは、時計の文字盤=ホーム画面のことです。時刻や日付だけでなく、心拍数・歩数・天気・バッテリーなどさまざまな情報を表示できます。毎日目にする画面だからこそ、「見やすさ」や「デザイン性」を自分好みに整えることが、Garminを楽しむ第一歩になります。
Garminには標準のデザインも用意されていますが、本当のカスタマイズの醍醐味はGarmin公式のアプリストア「Connect IQストア」にあります。このストアから、サードパーティが開発した数千種類のウォッチフェイスを無料でダウンロードし、自分好みに変更できます。
(ウォッチフェイスのデザインや機能の全般レビューは、Garminウォッチフェイス厳選レビュー!人気のおすすめはこれだをご覧ください。)
Connect IQストアからウォッチフェイスを導入する手順
ウォッチフェイスやデータフィールドのカスタマイズ要素は、スマートフォンのアプリ「Garmin Connect Mobile」経由で導入するのが最も簡単です。

- Garmin Connect Mobileアプリを開き、下部のメニューから「詳細」→「Connect IQストア」をタップ。
- 画面が開いたら画面をスクロールし「Connect IQストア」をタップ。
- Connect IQストア内で、欲しいウォッチフェイス(またはデータフィールド)を見つけてタップ。
- 欲しいウォッチフェイスの詳細画面が表示されたら、ページ内の「ダウンロード」ボタンをタップ。

アプリが自動でデバイス側(ウォッチ)にファイルを送信します。
同期が完了するとデバイス画面に「インストールされました」と表示されます。
インストール完了後、自動的に新しいウォッチフェイスに切り替わります。
(Connect IQを使ったより応用的な設定方法については、【応用編】Garmin Connect IQでランニングを最適化するカスタマイズ術で詳しく解説しています。)
おすすめウォッチフェイス3選(すべて無料)
ここでは、実用性とデザイン性を両立した、Forerunner 265などの高解像度モデルにもおすすめの人気の3種類をご紹介します。
Black Grid(ブラックグリッド)

時刻以外のデータが同サイズのテキストやアイコンでグリッド状に整列しており、情報量が多くても視認性が高いのが最大の特徴です。モノトーンを基調としたデザインで、AMOLEDディスプレイの黒の美しさが際立ちます。
私自身も最近もっともよく使っており、背景色・アイコン・テキストカラーを自由に変えられるため、色数を抑えたカスタマイズが特におすすめです。表示可能なデータ項目は、日の出/日の入り時刻、回復時間、VO2 Maxなど多岐にわたります。
ダッシュ

開発元:Garmin
Garminのウォッチフェイスはシンプルなフラットデザインが多い中、「ダッシュ」はダッシュボード風の立体感やグラデーションが特徴的な、ちょっと“リッチ”な仕上がりです。Garmin自身が提供しているため、動作安定性の面でも信頼性が高いと言えます。
「シンプルな画面じゃ物足りない」「時計をファッションの一部として楽しみたい」という方にはぜひ試してほしいウォッチフェイスです。Garmin Connect Mobileアプリの設定画面から、色合いや表示するデータ項目を細かくカスタマイズできます。
Segment34 MAX

中央の時刻表示が大きく存在感を放つ、インパクト抜群のデザインが特徴です。数字は「34セグメント」で構成されており、他にはないユニークな雰囲気があります。
時刻以外のデータは7カ所に配置され、レイアウトが画面デザインと調和しているのもポイント。「機能的な情報はしっかり見たいけど、デザインも妥協したくない」という、目標タイムを目指すランナーにぴったりのフェイスです。
データフィールドとは? 走るときの“情報パネル”
ウォッチフェイスが「ホーム画面」だとすれば、データフィールドはアクティビティ中に使う“情報パネル”のような存在です。ペース、心拍数、距離、時間など、走行中に知りたい情報を一画面にまとめられます。
Garminに標準でも便利なデータフィールドは用意されていますが、Connect IQからカスタムフィールドを追加すると、1画面に表示できる情報量やレイアウトを大きく広げることができます。
- 注意点: データフィールドはウォッチフェイスのように画面全体を置き換える「アプリ」ではありません。あくまで、標準のアクティビティ画面に追加して使う「情報ブロック」と理解しましょう。
おすすめデータフィールド3選(すべて無料)
フルマラソンで目標タイムを目指すランナーにとって、「今、自分に必要な情報」を瞬時に把握できるかどうかは非常に重要です。
Running Data Field

ランナー定番の人気フィールドです。8分割程度の整理されたレイアウトで、ペース、ラップ、心拍、時間など、トレーニングに必要な主要データを一画面に表示できます。
情報量は多めですが、項目ごとに小さくアイコン表示されるなど視認性は非常に高いです。
フルマラソンのレース中、頻繁に画面を切り替える手間を省き、走りに集中したいランナーに最適です。
All In One

名前の通り、1画面で可能な限り多くの情報をまとめて表示できるフィールドです。ランニングだけでなく、バイクやトレイルなどマルチスポーツにも対応し、汎用性の高さが魅力です。
レイアウトもシンプルで分かりやすく、設定で表示項目を細かく変えられるため、LSD(ロングスローディスタンス)での心拍管理から、インターバルでのペース管理まで、一つのフィールドで様々な目的に対応できます。
Running DF4 1

4分割のシンプルなレイアウトで、走行中も目線を大きく動かさず主要データを確認できます。
「ペース」「心拍」「距離」「タイム」など、基本的な情報だけに絞りたい人や、シンプルな操作感を好む人に向いています。情報が多いと逆に集中力が削がれると感じるランナーは、まずこの4分割レイアウトから試してみるのが良いと思います。
データフィールドを「アクティビティ画面」に組み込む方法
データフィールドはインストールしただけでは使えません。必ずランニングのアクティビティ設定から「データ画面」に組み込む作業が必要です。
- Garmin Connect Mobileアプリから、「Garminデバイス」を選択し、お使いのウォッチ(例:Forerunner 265)の設定画面を開きます。
- 「アクティビティ&アプリ管理」 → 「ラン」などの利用したいアクティビティを選択します。
- 「データ画面」を開き、新規画面の追加、または既存の画面を編集します。
- 画面のレイアウト(例:4項目表示)を選択後、データ項目としてConnect IQからインストールしたカスタムフィールドを選択し、同期すれば設定完了です。
(より詳細な設定の基本手順については、【初心者向け】Garminウォッチフェイス設定ガイド:カスタマイズの基本手順も参考にしてください。)
使いこなすためのポイント:一画面だけに頼らない
これらのデータフィールドは情報量が多いぶん、いきなり一画面ですべてを把握しようとすると難しく感じるかもしれません。
私のおすすめは、デバイス側で「表示画面を複数用意」しておき、走行中に切り替えて使う方法です。
画面切り替えは自動・手動のどちらも設定可能。たとえば「ペース中心画面」「心拍・回復中心画面」「ラップ詳細画面」と用途別に分けておくと、走りながらの情報確認がグッと楽になります。
また、「オートスクロール」をオンにすれば、自動で画面が切り替わってくれるので、手動操作が苦手な人にもおすすめです。
まとめ:「自分らしさ」でGarminはもっと楽しくなる
ウォッチフェイスもデータフィールドも、どれが正解というものはありません。
「どんな情報を見たいか」「どんなデザインが好きか」「どんな使い方をしたいか」――その答えは人によって異なります。
だからこそ、いろいろ試しながら自分仕様”に仕上げていく時間こそが、Garminを使う最大の楽しさです。
お気に入りのウォッチフェイスを選び、見やすいデータフィールドを整えて、あなたのランニングライフをもっと豊かにしてみてください。
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