Garmin Forerunner 265は「ちょうどいい」|165・965と迷う人へ

Garmin Forerunner 265は「ちょうどいい」165・965と迷う人へ ランニング・トレーニング
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はじめに

Garminのランニングウォッチは多くのモデルが揃っていますが、特に人気の高いのがForerunner 165、Forerunner 265、Forerunner 965の3モデルです。

どのモデルを選べば良いか悩んでいるランナーも多いのではないでしょうか。

筆者自身、Forerunner 265を使い込み、その魅力と立ち位置を肌で感じてきました。

「165でも十分なのでは?」と悩んだ時期もありましたが、今では265がベストな選択だと自信を持って言えます。

この記事では、筆者の実体験を交えながら、なぜForerunner 265が多くのランナーにとって最適解なのかを徹底的に解説します。

あなたのランニングライフにぴったりのパートナー選びの参考にしてください。

 

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Forerunner シリーズの全体像

どのモデルも高性能な心拍計や睡眠管理機能を備えていますが、走力強化やレース目標が明確になってくる中級以降のランナーにとっては、データ活用の幅が広がる265965が実用的です。

モデル名 想定ユーザー層 特徴 実勢価格帯20257月時点)
Forerunner 165 ライトユーザー、初心者 基本機能に絞ったコンパクトなGPSランウォッチ 34,00039,800
Forerunner 265 中級~上級ランナー マルチバンドGPSAMOLED、トレーニング機能のバランスが秀逸 51,00062,000
Forerunner 965 上級アスリート 地図・トライアスロン・フル機能搭載のフラッグシップモデル 74,00085,000

 

まずは、この3モデルの基本的な位置付けと特徴を整理しましょう。

Forerunner 165

約3万円台。入門〜ライトユーザー向け。基本的なランニング計測機能に特化した、コストパフォーマンスに優れたモデルです。

Forerunner 265

約5万円台。中級〜上級ランナー向け。高精細なAMOLEDディスプレイと、トレーニングレディネスなど多彩なトレーニング指標を備えたバランスの取れたモデルです。

Forerunner 965

8万円台。ハイエンドモデル。大型AMOLEDディスプレイ、地図機能、トライアスロン対応など、豊富な機能を搭載した上級者向けのモデルです。

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スペック比較:265が輝く理由

各モデルの主要スペックを比較することで、Forerunner 265がなぜ「迷ったらコレ」と言えるのかが見えてきます。

モデル 実勢価格帯
(20257月時点)
ディスプレイ GPS精度 センサー主要機能 バッテリー
(
SWモード)
重さ
165 34,000円~39,800 AMOLED (1.2″) 単バンドGNSS VO2maxPacePro、リカバリーアドバイザー、Body Battery、睡眠スコア等 11日~13 39g49g
265 51,000円~62,000 AMOLED (1.3″) マルチバンドGNSS 上記に加えランニングパワー、トレーニングレディネス、ストライド・ピッチ、HRV(心拍変動指標)等 13 47g
965 74,000円~85,000 AMOLED (1.4″) マルチバンドGNSS 265の全機能+地図搭載(フルマップ)、トライアスロン、ゴルフ等マルチスポーツ対応 23 53g

 

上記の比較からもわかるように、Forerunner 265は165の基本的な機能を大きく上回りつつ、965のハイエンド機能の一部を厳選して搭載しています。

特に注目すべきはマルチバンドGPS豊富なトレーニング指標です。これらが、ランニングの質を向上させる上で重要な役割を果たします。

Forerunner 265を1年以上使い込んでわかった魅力と価値

筆者がForerunner 265を使い込んだからこそ実感できた、その真価と活用法についてご紹介します。

「タイムだけじゃない」データの力に気づけた

ランニングを始めた当初は、ただ「走り続ければ記録は伸びる」と信じていました。

時計はキロペースを確認するだけの道具だったのです。

しかし、キロ5分を切れるようになってきた頃から、Forerunner 265が提供するピッチ、心拍数、ストライドといった「体の使い方」を示すデータの重要性に気づかされました。

ピッチ、心拍数、ストライドといったランニングデータ

もしForerunner 165を使用していたら、これらの詳細なデータを活用する機会を逃し、「キロペースを確認するだけの道具のまま」だったかもしれません。

実際、Garminで得たデータをトレーニングに生かしたことで、1kmインターバル走で余裕を持って4分を切れるようになり、ハーフ90分切りやフルマラソンでサブ3.15といった目標も現実味を帯びてきました。

 

AMOLEDディスプレイの視認性と操作性

Forerunner 265のAMOLEDディスプレイは非常に鮮やかで、特に夕暮れ時でも情報がクリアに見え、ランニング中の視認性が格段に向上しました。

以前使用していたvivoactive 3と比較してもその差は歴然です。

真夏の直射日光下では若干見えにくいこともありますが、それが大きな問題になることはほとんどありません。

また、265は5つの物理ボタンとタッチ操作の両方が使えるUIが非常に優れています。

物理ボタンはウォッチ本体左側に3つ、右側に2つ配置されている

走行中に設定変更やラップを切る場面では、タッチ操作よりも確実なボタン操作が本当にありがたいと感じます。

最初はどのボタンがどの機能か迷いましたが、今では手元を見ずに操作できるようになり、このUIが265を選んで正解だったと強く実感しています。

 

バッテリー持ちと装着感、そして日常使いの満足度

筆者の使い方(1日1時間程度のGPSトレーニングを含む)では、フル充電から3日目でバッテリーが40%程度しか減らないため、バッテリー持ちは十分です。

Apple Watchのように毎日充電を気にする必要がなく、睡眠トラッキングを含めて24時間着用していてもバッテリー切れの心配が少ないのは大きなメリットです。

また、重さ約49gと軽量で装着感も非常に良く、長時間付けていても違和感はありません。

睡眠計測のためにも、軽さとバッテリー持ちはランニングウォッチを選ぶ上で最重要ポイントだと感じています。

唯一の不満点は、デフォルトのウォッチフェイスのデザインがあまり好みではないことでしたが、これはGarmin Connect IQから好みのフェイスをダウンロードすることで簡単に解決できました。

デフォルトで設定されているガーミンウォッチフェイスの一例

Forerunner 265が「自己流から脱却したいランナー」のための1本である理由

Forerunner 265は、単なる計測ツールを超え、ランナーの成長をサポートするパートナーとして機能します。

トレーニングレディネスの重要性

ある時期、筆者は「VO2MAXを上げたい一心で、高負荷トレーニングを続けていた」結果、トレーニングレディネス(疲労や睡眠などを反映した回復指標)が低いにもかかわらず走り続けたことで、3ヶ月でVO2Maxが61から54へ激減してしまいました。

トレーニングレディネス画面

この経験を通じて「数字は活用してこそ意味がある」と痛感しました。

Forerunner 265が提供するトレーニングレディネスの指標があったからこそ、自分の身体の状態を可視化でき、無理なトレーニングを避ける重要性を学ぶことができました。

要因の一覧画面と詳細画面

現在はトレーニングレディネスが低い日は原則休養とし、無理なくトレーニングを継続できています。

965の機能は「過剰」、165では「不足」

965のコースナビゲーション画面出典:ガーミン公式サイト

正直なところ、Forerunner 965に搭載されているナビや地図機能は、トレイルランニングをしない限り筆者には不要でした。

高機能に惹かれても、実際に使いこなせない機能が多いと宝の持ち腐れになってしまいます。

一方、Forerunner 165は基本的な機能に絞られており、ランニングの質を高めるための詳細なデータ分析には物足りなさを感じます。

筆者のように「ランニングが習慣になってきて、次の目標が見えてきた」というフェーズのランナーにとっては、Forerunner 265の機能が過不足なく揃っていると感じました。

 

コストパフォーマンス

約1年半Forerunner 265を使用していますが、バッテリーの劣化は正直気にならないレベルです。

数万円の投資で2年間、日々の練習と生活をサポートしてくれることを考えると、月々に換算して2,500円程度のコストは非常に納得できます。

バッテリーの劣化状況を確認できたり、バッテリそのものの交換がもっと気軽にできればさらに良いですが、現状でも十分満足しています。

 

まとめ

モデル 165 265 965
実売価格 34,00039,800 51,00062,000 74,00085,000
ディスプレイ AMOLED 1.2″ AMOLED 1.3″ AMOLED 1.4″
GPS 精度 単バンドGNSS マルチバンドGNSS マルチバンドGNSS
主な指標 基本(VO2max等) 多彩(レディネス,ダイナミクス) 全機能+地図/トライアスロン
バッテリー 1113 13 23
本体重量 3949g 47g 53g

Forerunner 265は、「ランニングが習慣になってきた」「次の目標が見えてきた」という、まさに「自己流から脱却したいランナー」に最適な一本です。

筆者がこの時計から得られた最大の価値は、「自分の走り方に確信が持てるようになった」ことです。

豊富なデータに基づいたトレーニングで、感覚だけではない裏付けを持って練習に取り組めるようになりました。

Forerunner 165では足りず、Forerunner 965では多すぎた。だからこそ、Forerunner 265が私にとってベストな選択だったと断言できます。

あなたのランニングレベルや目標に合わせて、最適なGarminウォッチを選び、より充実したランニングライフを送ってください。

 

【迷ったらこれでOK】モデル別おすすめリンクまとめ

📦 コスパ重視の初心者向け

Forerunner 165|Garmin公式サイト

📦 コスパ重視の初心者向け&音楽再生機能重視

Forerunner 165 Music|Garmin公式サイト

💡 バランス重視で一番人気

Forerunner 265|Garmin公式サイト

 

🧭 地図も必要なハイエンド派

Forerunner 965|Garmin公式サイト

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