森・空・絶景に包まれる!立原高原キャンプ場の基本情報と自然環境

長野県と群馬県の県境、標高1,400メートルの高原に位置する「立原高原キャンプ場」は、森林に囲まれた静かな立地と、美しい山並みの眺望が魅力のキャンプ場です。
場内には、木立に囲まれた区画サイトから、視界が大きく開けた絶景フリーサイト、さらにはコテージまで用意されており、キャンパーのスタイルに応じて多彩な選択ができます。
筆者が訪れたのは、2025年7月の平日。
朝は一面の雲海と山並み、昼は気温が29度近くまで上昇し、夕方には突然のゲリラ豪雨に見舞われるという、まさに高原特有の天候変化を体感しました。
平日の利用客はグループ中心で、週末にかけてはファミリー層の姿も多く見られました。
区画・フリー・仮設トイレ事情まで!サイト選びに役立つ立原高原の設備レビュー
木陰に包まれて静寂を味わうなら「区画サイト」がおすすめ
出典:立原高原キャンプ場公式サイト
立原高原キャンプ場の区画サイトは、木々に囲まれたプライベート感の高いロケーションが魅力です。
各サイトはクルマの乗り入れが可能で、ソロや静かに過ごしたい方におすすめの環境です。
ただし、場内の道路は砂利道となっており、場所によっては幅も狭め。
車高の低いクルマや、大きな車両でのアクセスには注意が必要です。
目の前に広がる絶景をひとりじめ!人気の「フリーサイト」体験記
フリーサイトの入口はこの看板が目印
筆者が今回利用したのは、キャンプ場内でも特に人気の高い山並みビューのフリーサイト。
目の前に雄大な山並みが広がる絶好のロケーションで、朝夕の景色は息をのむ美しさです。
開放感も抜群で、まさに自然と一体になれるキャンプを体感できます。
対面の山並みに一番近づけるベストポイントのため、このエリアは車の乗り入れができません。
指定の駐車スペースにクルマを停め、そこから荷物を運ぶ必要があります。
そのため、サイトの場所取りは駐車場近くから埋まっていく傾向にあるようです。
今回は駐車スペースから一番近い場所を確保できたので、荷物の運搬に支障はなく、スムーズに設営できました。

写真の赤線部分を境に、奥側はクルマの乗り入れが禁止、手前側はテントに横付け可能。もちろん、奥側のサイトが人気です。
一方で、もう一つのフリーサイトは車両の乗り入れが可能となっており、利便性は高めです。
ただし、山並みビューのいちばん端から少しセットバックするため、景観を重視する方にはやや物足りないかもしれません。
また、張られているテントによって視界が遮られることもあるため、設営場所の選定には注意が必要です。
ゲリラ豪雨でも浸水なし!自然の洗礼を受けた“フリーサイト”の底力とは?

初日には16時から18時にかけて激しいゲリラ豪雨に遭遇しました。
キャンプ場近くの滝見の湯へちょうど出かけていたタイミングでした。
帰りの道よりは10分ほどでしたが、視界はゼロ。
濁流とまではいかないものの、勢いのある泥水が周辺の道路を流れ、一時的に非常に不安な状況に陥るほどでした。
キャンプ場に戻ってからは、落雷が頻繁に続いているので、安全確保のためにクルマへ避難しており、夕方以降の写真はほとんど撮影できていません。

こうした気象条件の中でも、サイトの水はけ性能は非常に優秀でした。
筆者は、過去の雨キャンプの経験から、芝生サイトでは地面がむき出しになっていないエリアを選んで設営していたこともあり、テント内への浸水などの被害はほとんどありませんでした。
翌朝にはサイト内に水たまりも残っておらず、地面のコンディションは回復していたため、高原の地質・傾斜を活かした排水性の良さがうかがえます。(このサイトは元々サッカーグランドとして利用されていたことも好影響を及ぼしているかもです)
晴天時の美しさはもちろんのこと、突然の雨への耐性という意味でも、安心感の高いサイトだと実感しました。
トイレ・炊事場は現在仮設、完成後に期待!

フリーサイト側のトイレ・炊事場は、現在は仮設のものが設置されています。
管理棟脇にもトイレがありますが、こちらは水栓付きの汲み取り式で、ウォシュレットなどの設備はありません。
ですが、2025年7月10日より新しいサニタリー棟の建設が始まっており、今後の完成が期待されています。
忘れ物があっても安心!管理棟で手に入るアイテムとサービスまとめ

管理棟には、キャンプに必要なアイテムがひと通り揃っています。飲み物やお酒、薪、氷などが販売されており、買い忘れや急な補充にも対応できます。
ゴミの処理については、地域の分別ルールに従って細かく分ける必要がありますが、チェックイン時に配布される「分別ガイド」に沿って対応すれば問題ありません。


ありがたいことに、持ち帰りの必要はなく、ゴミ回収に関する追加料金もかかりません。
また、場内ではペット連れのキャンパーも確認されており、ペット同伴での利用も可能です。
ルールを守れば、愛犬と一緒に自然を楽しめるキャンプ場と言えるでしょう。
川上村経由は要注意!?アクセスルート選びで快適キャンプに差が出る
立原高原キャンプ場へクルマでアクセスする際、特に注意したいのがカーナビやGoogleマップによるルート案内です。
運転に自信がない方や、慣れていない方には、山梨県側の南牧村を経由するルートをおすすめします。
地図で見ると、川上村経由のほうが距離は短いのですが、所要時間は両者ともにほぼ同じです。

長野県側の川上村経由、県道2号を通るルートが案内された際、こちらは道幅が極端に狭い区間があり、すれ違いが困難な場所が連続します。
実際に川上村側のルートを走行した筆者も、「もし対向車が来たら、どちらがどこまでバックして避けるのか…」と不安を感じるような道幅でした。
クラフトビールから新鮮野菜まで!立ち寄り必須の“買い出し&温泉”スポットガイド
キャンプ場の前後で立ち寄れるスーパーや直売所、温泉施設も充実しています。ルートや目的に合わせて選ぶことで、より快適なキャンプ体験が可能になります。
クラフトビールも手に入る大型スーパー「スーパーオギノ 須玉店」
出典:https://www.ogino.co.jp/
山梨方面からアクセスするなら、まずチェックしておきたいのが「スーパーオギノ須玉店」です。
広い売り場に加えて、オギノオリジナルのクラフトビールを取り扱っているのが最大の魅力。

冷蔵コーナーの品ぞろえも豊富で、BBQや夜の一杯用の買い出しには最適です。
系列店の長坂店もありますが、クラフトビール目当てであれば須玉店がおすすめです。
酒類・肉類・調味料・日用品まで網羅されており、「ここで全部揃う」という安心感があります。
最寄りでサクッと買えるローカルスーパー「ナナーズ川上店」
出典:https://nana-s.co.jp/
キャンプ場から車で10分程度と最も近いのが「ナナーズ川上店」。
オギノに比べればコンパクトな店舗ですが、日用品や食材、飲料など基本的な買い物には十分対応しています。
急な買い足しや忘れ物の補充、移動時間をかけたくない場合にはとても便利です。
地元でのキャンプに必要な最低限のものはここでカバー可能です。
地元野菜をとにかく安く!キロ単位で買える「びっくり市」

所在地: 〒384-1305 長野県南佐久郡南牧村野辺山32
大量に野菜を使いたいキャンパーには「びっくり市場」がおすすめです。
箱買いやキロ買いができる市場スタイルの野菜専門店で、地元農家から届く新鮮な野菜や果物が破格の値段で手に入ります。
もちろん、写真のとおり単品での購入も可能です。
今回はキャベツ、ブロッコリー、桃太郎トマトゴールド、サマーエンジェルをキャンプ用食材として調達しました。
グループキャンプや長期滞在時にも心強い買い出しスポットです。
ヨーグルト・ソフトクリームだけじゃない「ヤツレン直売所」で新鮮野菜も調達
左側に入力する内容
観光客にも人気の「ヤツレン直売所」は、濃厚なソフトクリームやヨーグルトで有名なスポット。
ですが、実はそれだけではありません。
地元の採れたて野菜も並んでおり、キャンプ前の買い出し場所としても非常に優秀です。
冷蔵保存が効く乳製品と、新鮮な野菜をまとめて買えるのは嬉しいポイント。
キャンプ前に少し贅沢したい気分の時、あるいは食材にもこだわりたい方には、立ち寄る価値のある直売所です。

温泉とサウナ:滝見の湯とキャンプ場内サウナ、2つの“ととのい体験”
立原高原キャンプ場では、温浴施設が併設されていない代わりに、2つのサウナ体験が楽しめます。
ひとつはキャンプ場からほど近い日帰り温泉「滝見の湯」、そしてもうひとつがキャンプ場内に設置された予約制のアウトドアサウナです。
「滝見の湯」は男女別の内湯とサウナがあり、日替わりで浴室が入れ替わります。
2泊以上の滞在であれば、3種類すべてのサウナを体験することも可能です。
キャンプ場チェックイン時に配布される割引券を活用すれば、大人1人500円とリーズナブルな価格での利用ができます。
清潔感があり、アクセスも良好なので、日帰り入浴を求める方にはこちらがおすすめです。
一方、立原高原キャンプ場内のアウトドアサウナは、事前予約制での利用となります。

特筆すべきは、サウナの窓から見える壮大な山並みの眺望。
水風呂や外気浴スペースも用意されており、自然の風と山の景色を感じながら、“ととのう”時間を楽しめます。
大自然に囲まれながらの外気浴は、まさにここならではの贅沢な体験です。
静かな時間を楽しみたい方は、ぜひキャンプ場内サウナの利用も検討してみてください。
こんな人に刺さる!立原高原キャンプ場が向いているタイプとは?
立原高原キャンプ場は、次のような方に特におすすめです。
夏でも涼しい環境で静かに過ごしたい方
標高1,400mの高原に位置するため、真夏でも朝晩はひんやりとした空気に包まれ、タープ下で快適に過ごせます。
日中は日差しが出れば気温が上がりますが、都心部の蒸し暑さとは無縁。
夜間には長袖が欲しくなるほどの涼しさで、睡眠の質も向上します。
また、気温が低めなため、蚊やブヨといった虫が少なめなのも嬉しいポイント。
虫除けに神経質にならずとも、落ち着いた時間を楽しめます。
美しい山並みを眺めながらキャンプを楽しみたい方
山側のフリーサイトは、立原高原キャンプ場の最大の魅力ともいえる絶景ポイント。
特に早朝の雲海や夕焼けに染まる山並みは息をのむほどで、自然が織りなすドラマをテントの中から堪能できます。
カメラ好きや焚き火時間を重視する方にもおすすめ。
刻々と変わる空の色と山の稜線が、非日常感を演出してくれます。
天候次第では雲が山肌を流れる「天空キャンプ」のような景色も広がります。
静かに過ごせるキャンプ場を探している方
フリーサイトは開放的ですが、区画サイトは木々に囲まれており、プライベート感重視の方に最適です。
木漏れ日が優しく、風音や鳥のさえずりが聞こえるだけの、静かな時間が流れます。
平日であれば利用者も少なく、ファミリーや大人数グループの喧騒が気になる方でもストレスフリー。
夜は星空のもと、ゆっくりと焚き火を楽しむのにも適した環境です。
クラフトビールや温泉も楽しみたい方
キャンプだけでは物足りないという方には、周辺施設の充実度も見逃せません。
山梨方面の「スーパーオギノ 須玉店」ではオリジナルのクラフトビールが購入でき、長野側の「ツルヤ」ではクラフトザウルスや地元の名産品も揃います。
さらに、「滝見の湯」では日替わりの浴室や3種類のサウナが楽しめるほか、キャンプ場内にも絶景を眺めながら整えることができるアウトドアサウナがあります(※事前予約制)。
大自然の中でととのう体験は、まさにここならではの贅沢です。
夏キャンプの本命候補!立原高原キャンプ場の魅力を総まとめ
立原高原キャンプ場は、自然との一体感を楽しめるロケーションと、静かな時間を確保できる環境が魅力のキャンプ場です。
整備中の施設が完成すれば、さらに快適性が高まることが期待されます。
特に、景色重視で涼しさを求める夏のキャンパーには理想的なキャンプ場です。
アクセスさえしっかり確認しておけば、満足度の高い時間が過ごせることでしょう。





コメント