COROS PACE 4(カロス ペース 4)の初期設定とセットアップ方法を解説します。
初めてCOROSウォッチを使う人でも迷わないように、アプリ接続から基本設定まで画像付きでまとめました。
・COROS PACE 4の初期設定
・アプリ接続方法
・ランニング前にやるべき設定
ついに手元に!「COROS PACE 4」を購入して分かったこと

「在庫を見つけたら迷わず即買い」と前回の比較記事に書いた私ですが、ようやくCOROS PACE 4を手に入れました。
再入荷メールに気づいてもすでに完売、という悔しい経験を何度か繰り返しておりましたが、現在は在庫も安定しているようです。
今回からシリーズとして、Garmin Forerunner 265からCOROS PACE 4への完全移行プロセスをリアルタイムでお届けします。
スペック比較は前回の記事でやりつくしました。ここからは「実際に使ってみてどうか」の話になります。
なお、COROS PACE 3からの乗り換えを検討している方にも参考になる内容を随所に盛り込んでいます。
COROS PACE 3との比較については別記事で詳しく取り上げる予定ですが、使っていて気づいた差は本記事でも触れていきます。
第1回は開封から初期設定までです。
Garmin Forerunner 265歴3年の自分が感じた「これは知っておいてよかった」「これは正直戸惑った」を率直にお伝えします。
開封の儀:AppleやGarminとは違う「COROS PACE 4」のストイックなたたずまい



箱を手にした第一印象は、正直に言うと「地味だな」です。
Garminの箱は高揚感があります。
フタを開けると本体がまるでショーケースに収まるように鎮座していて、「買ってよかった」という気持ちを開封だけで演出してくれる、Appleも同じですよね。
化粧箱の体験そのものがブランド体験の一部になっている。
COROS PACE 4にはそれがでした‥。
でも、これが逆に清々しく感じてきます。
余計な演出がない。
道具として使うものを、道具として売っている。
そのストイックないさぎよさが、ランニングギアとしての正しいあり方のように思えてきました。
同梱物はシンプル。本体、バンド、USB-C充電アダプター、それだけです。
前回の比較記事でUSB-C対応を大きなメリットとして挙げましたが、開封してすぐ手元にあるUSB-Cケーブルをそのまま使えるのを体感すると、改めてこの設計の正しさを感じます。

専用ケーブル時代には戻れません。
ちなみにCOROS PACE 3は専用磁気充電ケーブルでしたから、ここはCOROS PACE 4で大きく改善された点のひとつです。
【要注意】COROS PACE 4の初期設定、ガイド通りに進めると「あわてる」理由
ここが今回最も伝えたいことです。


パッケージの裏面がクイックスタートガイドになっています。
見た瞬間「これに従えばいいんだな」と思って進め始めたのですが、これが思いのほか一気に進みます。
アプリのダウンロード、デバイスとの連携、初期設定まで、たたみかけるように画面が切り替わっていきます。
Garmin Connectを2年使ってきた自分でも、「今これをスキップしていいのか、後で変えられるのか」と迷う場面が何度かありました。
特に初期設定の後半、操作説明と設定変更の画面が同時に進行する部分では、少し慌てました。
初めてスポーツウォッチを使う方、あるいはCOROS PACE 3から乗り換えでCOROS自体には慣れているつもりの方も、UIが変わっている部分があるので油断は禁物です。
私のおすすめは、まず公式ユーザーガイドを一読してから始めること。
COROS公式の日本語ユーザーガイドがここから読めます。 → COROS PACE 4 ユーザーガイド
全部読む必要はありません。
「ボタンの位置と役割」「電源の入れ方」「基本的なナビゲーション」
この3点を頭に入れておくだけで、初期設定中の「今何をやっているのか」が格段につかみやすくなります。
Garminユーザーであれば概念自体は共通していますから、5分もあれば十分です。
デバイスの第一印象:Garminユーザーが感じた「感触の違い」

ダイヤルとボタン:Garminの5ボタンから「脳」が切り替わる瞬間
COROS PACE 4の最大の外観的特徴はデジタルダイヤルです。
Apple Watch未経験の自分には未知の操作系でしたが、実際に触ってみると物理ボタンのような確かな手応えがあって、思ったよりずっと操作しやすい。
プッシュボタンはGarminに比べて背が低く、最初は「ちゃんと押せているのか?」と不安になります。
ただこれは誤操作しにくいという裏返しで、しっかり押し切る感じをつかめばすぐなじみます。
走りながら誤ってボタンに触れてしまうリスクが少ないのは、実は大事なことです。
Garminの5ボタン操作から「脳の切り替え」が必要かと思いましたが、初日の印象では想定より短時間で慣れそうです。
デジタルダイヤル:Garminにはない操作感、慣れると快適
COROS PACE 4にはGarminにはない「デジタルダイヤル」があります。
回転させながら項目を選び、押し込んで決定するこのボタン、最初は戸惑いますが慣れると非常に快適です。
COROS PACE 3にも搭載されている機能ですが、AMOLEDタッチスクリーンを得たCOROS PACE 4では、デジタルダイヤルとタッチ操作の使い分けがより直感的になっているのではないでしょうか
デジタルダイヤルで回しながら、タッチスクリーンでタップして選択、という組み合わせ操作もできます。

特にツールボックスの操作はデジタルダイヤルが断然使いやすい。
タッチパネルだとフェイス面上で円を描くような操作になり、細かい選択が難しいのですが、デジタルダイヤルを使うとスムーズに選べます。
「タッチも使えるが、ここはデジタルダイヤルが正解」という場面が出てくるのは、使い込んでいくと見えてくる部分です。
バンドの装着感:工作精度が高い


バンドの脱着はGarminと似た方式ですが、精度の高さが違います。
隙間なくピタッと合わせたところでパチンと収まる。雑に装着しようとしても、しっかり正しい位置に誘導される感じです。
Garminのバンドは慣れると片手でサッと着けられる一方、やや「ゆるく収まる」感覚がありました。
COROS PACE 4はその逆で、きっちりはまる感覚があります。
遊びが少ない分、走っているときにずれる感覚がないのは好印象です。
バンド素材はシリコンで、肌当たりは若干かため。
これは使い込んでいくうちになじんでくるでしょう。
夏場のロングランや就寝時の装着でどう変わるかも気になりますが、使い続けてからあらためてレポートします。
本体カラー:ブラック」はグレー?購入前に知っておきたい本体カラーの盲点
購入前に知っておいてほしいことがひとつ。
ブラックモデルを選びましたが、外側から見える部分はグレーです。


本体の中央部分とバンド裏側の中央あたりは確かにブラックなのですが、日常的に目に入る外側はグレーの印象になります。
以下の写真は公式サイトのもの。この画像の色味が実際のものとほぼ同等なので、事前によく見ておくことをおすすめします。



個人的には気にならないですが、いわゆる真っ黒が欲しいならGarminのほうが期待に近いと思います。
厚さ11.8mmの恩恵。COROS PACE 3より1mm厚くても「袖口ストレス」はゼロ

スペック表に書かれた厚さ11.8mmという数字は、実際に腕に着けて初めて意味を持ちます。
今日、長袖シャツにカーディガンを羽織って過ごしているのですが、袖口とウォッチがほぼ干渉しません。
Garmin Forerunner 265(12.9mm)を着けていた頃は、この「袖口にウォッチが引っかかる感覚」が地味にストレスでした。
気にしない人は気にしないでしょうが、自分にとっては割と嫌いな感触だったので、この違いは想定以上に快適です。
ちなみにCOROS PACE 3の厚みは10.8mmとさらに薄いですが、AMOLEDを搭載したCOROS PACE 4で11.8mmに収まっているのは十分優秀です。
わずか1.1mmの差が、日常の「ちょっとしたストレス」を減らしてくれます。
AMOLEDの鮮やかさ。「あれ、暗い?」を解決する輝度設定のコツ

初期設定直後、「あれ、さっきより暗くなった?」と一瞬戸惑いました。
これはデフォルトの輝度が最大の約3分の1に設定されているためです。
設定からすぐ変更できるのでここは心配なしです。
自分好みに調整すれば、COROS PACE 4のAMOLEDの鮮やかさが存分に発揮されます。
COROS PACE 3が半透過型ディスプレイだったことを考えると、この画面の美しさは乗り換えた瞬間に誰もが実感できる最大の進化点です。
Garminユーザーが伝授!COROS PACE 4を快適にする「最初」の設定
オートロックをオフにする
これはGarmin時代から自分が最初にやることです。
オートロックは安全機能としての意味は理解していますが、設定を覚えたての段階では「あれ、ロックかかった」という小さなストレスが積み重なります。
COROS PACE 4もデフォルトでオンになっているので、操作に慣れるまでは迷わずオフを推奨します。
輝度を自分好みに調整する
前述の通り、デフォルトは最大輝度の約3分の1。
昼間の屋外で使うことが多い方は、まずここを調整しましょう。
設定の場所は、デバイス本体のメニューから「設定 → ディスプレイ → 輝度」で変更できます。
スライダーで段階的に調整できるので、直感的に操作できます。
個人的には屋外でのランニング中は最大輝度にしておきたい派です。
COROS PACE 4のAMOLEDは輝度を上げると別物のように鮮やかになります。
バッテリーへの影響が気になるところですが、もともとのバッテリー持ちが長いため、多少輝度を上げても日常使いで困ることはなさそうです。
アプリはひとつで完結する
Garmin ConnectはGarmin ConnectアプリとConnect IQアプリの2本立てでした。
COROSはアプリがひとつ。
ウォッチフェイスの探索からデバイスへの送信まで、すべてこの1アプリで完結します。
COROS PACE 3もCOROS PACE 4も同じアプリで管理できるので、COROS同士での移行はこの点がスムーズです。Garminに慣れた身としても、これは地味に快適です。
バイブの質が違う?アラームの違和感は「慣れ」で快適に変わる
これは完全に見落としていました。
アラームが鳴っても最初まったく気づかなかったのです。
Garminはジーンと長めのバイブが続くのですが、COROS PACE 4はコンコンと短いスパンで断続的に作動するタイプ。
振動のパターンが違うため、Garminに慣れた体がしばらく反応してくれません。
ただ、慣れてくるとCOROSのほうが「ウザくない」と感じます。
長く振動し続けるより、短く刻んでくれるほうがすっきりしていて、自分には合っています。
トレッドミル派はCOROS PACE 4一択?設定画面で見えた意外な進化
これは設定を触っていて気づいたことです。
トレッドミルの計測精度と対応に関して、COROS PACE 4は非常に力を入れている印象があります。
トレッドミルを使う機会が多いランナーにとっては、この点だけでCOROS PACE 4を選ぶ理由になりえます。
詳細は今後の記事で公開していきます。
設定完了。ここから本番

初期設定は完了しました。
Garmin Forerunner 265とは違う顔つきの新しい相棒がいます。
道具としていさぎよいパッケージ、あわてそうになる初期設定の流れ、意外と早く慣れる操作感、袖口干渉ゼロの薄さ、そして「ブラックはグレーです」という購入前に知っておきたい話まで。
第1回はここまでです。
次回は操作系・ボタンカスタマイズ編。
Garminの5ボタン操作から、COROS PACE 4のダイヤル+ボタン操作へ「脳を切り替える」プロセスを丸ごとお見せします。
GarminのあのデータフィールドがCOROSでどう再現できるのか、まだ答えは出ていません。
そのための「操作の下地」を作るのが次回のテーマです。
関連記事:COROS PACE 4 移行シリーズ
Garmin 265ユーザーによる、COROS PACE 4への乗り換えレビュー全5回。初期設定から1ヶ月使い込んで見えてきた「本音」をまとめています。
第1回:(本記事)開封・セットアップ編
第2回:トレッドミル初ラン編
第3回:屋外初ラン編
第4回:使い込んで気づいたこと編
第5回:1ヵ月総括編



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