はじめに|イスとサンダルが快適なキャンプ時間を左右する
キャンプで長時間座ったり、朝の冷たい芝生を歩いたり──そんなとき「なんか居心地が悪いな」と感じたことはありませんか?
実は、その違和感、イスとサンダル選びが原因かもしれません。
本記事では、初心者が意外と見落としがちなイスとサンダルの選び方を実体験をもとに解説。快適なキャンプ時間を手に入れるためのコツを紹介します。
初心者キャンプ向け:見落としがちな道具選びのポイント(第1回)はこちら

1. キャンプ用チェアの選び方|作業性と快適性を両立するポイント
チェア選びでありがちな「落とし穴」
キャンプ用のイスといえば、リラックス性やデザイン性を重視して選ぶ方が多いと思います。私自身、最初は「座り心地が良ければOK」と、ローチェアの中でも包み込まれるような座面のイスを選んでいました。
ところが、いざ焼き物や焚き火の番をしようとすると──
体が沈み込んでしまい、前傾姿勢を取りにくい。結果、イスから一度立ち上がって作業することが多くなり、思っていたよりも腰に負担がかかるのです。
快適性と作業性を両立するための工夫
•炭火の番や調理を担当する私は、座面のみの折りたたみイス(フラットなタイプ)を作業用として使用。くつろぐ時はリラックスチェアに座り替えるスタイルです。
焚き火や調理を自分でやることが多い方は、安定感と動きやすさを重視したイスが快適さにつながります。
2. アウトドアサンダルの選び方|朝露や小石対策で快適さアップ
サンダル選びの盲点と失敗談
キャンプでは脱ぎ履きのしやすさから、つっかけタイプのサンダルやクロッグタイプを選ぶ方も多いでしょう。
私も当初はそうでしたが、朝起きて芝生の上を歩こうとしたとき──
濡れた芝で靴下がずぶ濡れに。履いたばかりの靴下が朝露で濡れてしまった瞬間──あれが一番、気持ちが沈んでしまうときです。
また、つま先が空いていると芝や砂、小石が入りやすく、ちょっと歩いただけで快適性が損なわれることも。
朝も快適に過ごすための選び方と工夫
我が家では、AIGLEのかかと付きスリッパタイプを使用。脱ぎ履きはしやすいのに、朝露や異物の侵入をしっかりガードしてくれます。
テントからトイレや炊事場までの移動専用として、濡れても大丈夫な共用サンダルを1足備えておくと、家族や仲間とシェアできて便利です。
3. イスとサンダルが「居住空間の快適性」を左右する理由
芝生手前に入ったキャンプシーン入る
テント内や焚き火まわりといった限られた空間で過ごすキャンプにおいて、「どんな姿勢で座れるか」「足元が快適か」は、思っている以上に体全体の負担や気分に影響します。
高価なギアでなくても、「用途に応じた選び方」や「少しの工夫」で快適さは確実に変わってきます。
まとめ|動きやすさが自然の中での心地よさにつながる
「なんとなく」で選んだイスとサンダルが、キャンプ中ずっと気になる存在になってしまう──そんな経験をされた方もいるかもしれません。
でも逆に、自分に合ったものを選べれば、何気ない行動がスムーズになり、自然の中で過ごす時間がより豊かなものになります。
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