Garminランニングダイナミクスポッドとカシオ モーションセンサー、どちらが使える?フォーム分析徹底比較!

Garminとカシオ、モーションセンサー徹底比較 ランニング・トレーニング
この記事は約33分で読めます。

ランニングフォームの「見える化」が、手軽にできる時代になってきました。

以前は専門機器や高価なラボ測定が必要だったフォーム分析も、今やモーションセンサー内蔵のスマートウォッチやセンサー付きデバイスで確認することが可能になりました。

その中でも注目されているのが、Garmin Running Dynamics Pod(ガーミン ランニング ダイナミクス ポッド)とカシオ モーションセンサーです。

Garmin Running Dynamics Podガーミンランニングダイナミクス装着シーン出典:Garmin Japan 公式YouTube

カシオ モーションセンサー
CASIOモーションセンサー装着シーン出典:https://runmetrix.casio.com/

どちらも「走りの質を数値でチェックできる」ツールですが、使い勝手や対応シーンに違いがあります。

この記事では、この2製品の違いを比較し、どちらが自分に合っているかを判断できるよう解説してみたいと思います。

スポンサーリンク

モーションセンサーでランニングフォームはどう変わる?

モーションセンサーは、体の動きや加速度を測定して、フォームの効率・クセ・左右差などを可視化する技術です。

今まで「なんとなく調子が良い・悪い」で済ませていたランニングフォームが、数値で確認できるわけです。

「右足の方が接地時間が長い」「疲れてくると上下に跳ねすぎている」といった、自分では気づきにくいクセもより見つけやすくなります。

データを見ながら改善していくことが苦でなければ、より速く、しかもラクな走りに取り組むこともそう難しくないはずです。

Garmin Connect 計測データ画面ガーミンコネクトのデータ画面

ランメトリクス計測データ画面CASIOランメトリクス計測データ画面出典:https://runmetrix.casio.com/

  • ピッチ(歩数/分)
  • 上下動(体のブレ)
  • 接地時間
  • 左右バランス
  • ストライド(歩幅)
  • フォームの安定性(AI評価)など

上記のようなデータを見直すことは走りの無理、無駄を見つけるうえでとても重要です。

故障しない走りを身につけることにもつながっていきます。

スポンサーリンク

モーションセンサーでランニングフォームを可視化|Garmin Running Dynamics Podとカシオ モーションセンサーの違いは?

「Garmin Running Dynamics Pod」と「カシオ モーションセンサー」、私は半年ぐらい前からこの2つが気になっています。

一見すると、対応デバイスの違いだけで計測できるデータは同じように見えます。

あらためてこの2製品の違いを下記にまとめてみました。

項目 Garmin Running Dynamics Pod カシオ モーションセンサー
センサー軸 不明(小型で簡易的) 9軸(加速度3軸+ジャイロ3軸+磁気3軸)
価格(税込) 9,240円 14,080円
GPS機能 非搭載(ウォッチ側と連携) 内蔵、走行距離やペースも計測可能
計測データの種類 左右差、上下ブレなど基本ランニングダイナミクス 20種類以上(ピッチ、ストライド、接地時間、上下動、左右衝撃、体幹後傾、骨盤回転など詳細)
ランニングフォーム解析 簡易的で主に左右差やブレの計測 高度で3D解析やフォームスコア表示、アプリでコーチング機能あり
バッテリ稼働 約1年(1日1時間使用した場合) 連続使用約20時間
防水 防水等級:1ATM IPX7相当
対応デバイス Garminウォッチ限定 Apple Watchに対応
データ確認方法 ランニング中リアルタイム表示可能(Garminウォッチ連携) 走行後にスマホアプリ(ランメトリクス)で詳細解析。G-SHOCKとの連携でリアルタイム通知も可能
充電方法 CR1632 ボタン電池(交換可能) USB充電
サイズ・重さ 37.6×23.2×19.2 mm 12.0 g 43.7×19.6×63.6mm 約44g

専門的なワードも多く少々わかりにくいのですが、表を見る限りはカシオ モーションセンサーのほうが様々なデータを計測できるように読み取れます。
分かりやすくお伝えするとGarmin Podは「単なるセンサー
それに対してカシオ モーションセンサーはGPS、9軸センサー内蔵、20種類以上のデータ計測が可能と機能的にも優れているようにも見えます。
ただしガーミンは、デバイス側(ウォッチ側)に様々な機能が搭載されているため、両者に大きな機能差があるとはいえません。ここはさらに詳しく見ていく必要があります。
スポンサーリンク

比較ポイント|トレッドミルで使えるのは?

ジムでのトレーニングや雨天時の屋内ランニングなど、トレッドミルを活用するランナーは少なくありません。ランナー人口の2割以上がトレッドミル愛用者とも言われています。

では、Garminのランニングダイナミクスポッドとカシオ モーションセンサー、トレッドミルではどちらがより実用的なのでしょうか?

この点はいろんな情報が飛び交っており、正しく理解しておくことが大切です。

Garminのランニングダイナミクスポッドは一部機能が使えるが、公式には非対応

ガーミンコネクトのランニングダイナミクス計測画面

Garmin Running Dynamics Podは、基本的に屋外ランを前提とした設計とされています。

Garmin公式サイトでも「屋外ランニングに対応」と明記されており、GPSを活用して走行データを取得することが前提です。

しかし実際には、以下のような「フォーム分析系のデータ」は屋内でも取得できます

  • ピッチ(歩数/分)
  • ストライド
  • 上下動(体の上下のブレ)
  • 接地時間

私もトレッドミルを走る際に使っていますが、上記データは計測できています。

ただし注意点もあります:

  • 距離やスピードなどの情報は、GPSが使えないため不正確になります
  • 室内ランモードでは、ウォッチによってはRDPを自動認識しないケースも報告あり(例:旧Forerunner)
  • Garminとしてはトレッドミルでの使用を正式にはサポートしていない

そのため、「動作することもあるが、保証はない」というのが実情です。

カシオ モーションセンサーはトレッドミルに正式対応

CASIOランメトリクスのトレッドミル計測画面出典:https://runmetrix.casio.com/

一方で、カシオ モーションセンサーは、屋内・屋外の両方で使用できるように設計されています。

  • ストライド(歩幅)
  • ピッチ
  • 上下動
  • 接地時間
  • フォームスコア(AIによる姿勢評価)

これらは内蔵された加速度センサーや9軸センサーによって解析されており、GPSに依存しないのが大きな特徴です。

さらに、スマホアプリ「ランメトリクス」と連携すれば、ラン後にAIが姿勢やフォーム効率を総合評価してくれるため、トレッドミルでのフォーム改善にも有効です。

一方で、カシオ モーションセンサーは、屋内・屋外の両方で使用できるように設計されています。

  • ストライド(歩幅)
  • ピッチ
  • 上下動
  • 接地時間
  • フォームスコア(AIによる姿勢評価)

これらは内蔵された加速度センサーや9軸センサーによって解析されており、GPSに依存しないのが大きな特徴です。

さらに、スマホアプリ「ランメトリクス」と連携すれば、ラン後にAIが姿勢やフォーム効率を総合評価してくれるため、トレッドミルでのフォーム改善にも有効です。

結論:トレッドミルでの使用を重視するならカシオが有利

トレッドミル走行シーン

比較項目 Garmin Running Dynamics Pod カシオ モーションセンサー
フォーム分析データ 一部取得可能(ただし非公式) 屋内・屋外両対応
距離・速度 不正確(ウォッチの加速度依存) 概ね正確(センサー補完)
対応保証 非対応とされる 対応明記あり
AI解析 なし あり(専用アプリ)

Garminのランニングダイナミクスポッドも、「フォームを記録する」という意味ではトレッドミル中に機能することがありますが、公式にサポートされているわけではなく、モデルによっては安定しない点がデメリットです。

一方、カシオは屋内ランでの使用を前提に開発されているため、特にトレッドミル中心のランナーには安心して使える選択肢といえるでしょう。

Forerunner265ユーザーにとって、ランニングダイナミクスポッドは本当に必要?

Forerunner 970、570、265などのForrunner上位モデルには、すでに加速度センサーが内蔵されており、ピッチや上下動、接地時間といった基本的なランニングダイナミクスはウォッチ単体でも記録可能です。

上下動、設置時間などのランニングダイナミクスも計測可能

このため、「ランニングダイナミクスポッドは不要では?」と考える人も少なくありません。

実際のところ、軽くて快適なランニングフォームを確認したいだけなら、ポッドは必須ではないというのが正直なところです。

ただし、以下のようなケースではポッドの導入が有効です:

  • 胸ベルト式センサーを使いたくないが、詳細なデータ(上下動比や接地時間のバランスなど)を見たい
  • Lactate Threshold(乳酸性作業閾値)やVO2Max推定の精度を上げたい
  • データ精度を最大化しつつ、ウォッチのセンサー負荷を軽減したい

Garmin公式も「ポッドがあるとより正確なデータが取れる」としていますが、日常のトレーニングでは必須ではない補助デバイスという位置づけです。

より正確なデータが取れる理由とは?

トレーニング画面・データ保存時の画面

Garminウォッチは基本的に手首での加速度センサー計測を行っていますが、ランニング中の手首は腕振りやバランスの影響を大きく受ける部位です。

そのため、上下動やピッチなどのデータに微妙なズレやノイズが含まれやすい傾向があります。

ガーミンランニングダイナミクス装着シーン出典:Garmin Japan 公式YouTube

一方、ランニングダイナミクスポッドは腰の背面(ランニングパンツの中央付近)に装着することで、体幹に近い位置から安定したセンシングが可能。

ここはランニングフォームの「中心」となるため、以下のような測定項目がより精密になります:

  • 上下動および上下動比
  • 接地時間(左右バランス含む)
  • ピッチ(歩数のリズム)
  • 歩幅(ストライド)の推定

さらに「左右接地時間バランス(GCTバランス)」に関しては、依然としてランニングダイナミクスポッドもしくはHRM-Pro等がないと測定できません

腕にあるウォッチだけでは拾いきれない「フォームの中心軸」の動きを、腰部のセンサーで補完する。それがランニングダイナミクスポッドの役割です。

まとめ|どちらも「使える」、選び方がカギ

Garminのランニングダイナミクスポッドと、カシオ モーションセンサーは、どちらもフォーム改善に有効なデータを取得できる優秀なツールです。

どちらかが絶対に優れているというよりも、現在の利用環境・予算・走る場所に応じてベストな選択は変わる、というのが率直な結論です。

  • Garminユーザーなら「ランニングポッドの追加」で手軽に精度アップ
  • レッドミル中心ならカシオのランメトリクス搭載モデルが◎

自分のフォームを知りたい初心者〜中級者には、どちらも「間違いない選択肢」です。


コメント

タイトルとURLをコピーしました