Garmin Forerunner 265を使って1年半が経ちました。
日々のランニングやちょっとしたトライアスロンのトレーニングにも活用していて、機能や使い勝手には満足しています。
私は2023年からGarmin Forerunner 265を愛用しており、そのレビューは下記で詳しく紹介しています。
そんな中、2025年5月16日にForerunnerシリーズの新モデル「Forerunner 970」と「Forerunner 570」が発表されました。
さっそくプレスリリースや製品ページをチェックしながら、現在の愛用モデルである265と比較してみました。
本記事では、最新のForerunner 970 / Forerunner 570の特徴と、それに対してForerunner 265の立ち位置がどうなのかを、個人ユーザーとして正直にレビューしていきます。
📅 発売・予約情報
2024年5月16日、Garmin Japanより正式に「Forerunner 970」と「Forerunner 570」が発表されました。
予約開始は2024年5月29日(木)、2024年6月5日(木)より発売開始とアナウンスされています。
両モデルとも、数量に限りがある可能性があるため、購入を検討されている方は早めの予約がおすすめです。
Forerunner 970のみの機能
引用:ガーミン公式ページ
Forerunner 970は今回の3モデルの中で最上位モデル。価格も高めですが、その分「Garminの集大成」といえるような先進機能が搭載されています。
フルカラーマップ&ダイナミックラウンドトリップ
引用:ガーミン公式ページ
Forerunner 970最大の特徴は、シリーズで初めてフルカラーマップを標準搭載していることです。
地図を見ながらルートを確認できるだけでなく、目的地までの距離を入力すると、スタート地点に戻るための最適なルートを自動で提案してくれる「ダイナミックラウンドトリップ」機能も搭載。
コースを外れてしまっても、距離やルートバランスを考慮したナビゲーションを続けてくれるので、初めて走る土地でのトレーングにも安心感が増します。
心電図(ECG)アプリ対応
引用:ガーミン公式ページ
健康管理の面でも進化を続けていますね。
Forerunner 970のみ、心電図(ECG)アプリに対応。
心拍の電気信号を記録して、不整脈(心房細動)の兆候を検出することが可能です。
これは医療機器レベルの機能で、Garminとしても今後の健康志向トレーニングに本腰を入れる姿勢が見えます。
※家庭用プログラム医療機器として登録されており、22歳以上の使用が前提。
ランニングエコノミー、ステップスピードロス、ランニング耐久値
引用:ガーミン公式ページ
HRM-Proなどの別売りセンサーと組み合わせることで、以下のようなランナー向け指標も確認できます
- ランニングエコノミー:エネルギー効率を数値化し、より効率的なフォームへ導く
- ステップスピードロス:着地から蹴り出しまでの減速を測定し、無駄の少ない走りを追求
- ランニング耐久値:身体の衝撃耐性を可視化し、オーバートレーニングやケガを未然に防ぐ
これらは、レースでの自己ベスト更新を狙う中〜上級者にとって非常に有益な情報です。
LEDフラッシュライト搭載(970のみ)
引用:ガーミン公式ページ
夜間のランニングに便利なフラッシュライトが内蔵されています。
赤色点灯、SOS点滅モードもあり、安全性が高まりますね。
Forerunner 970 / 570 共通の機能
続いては、Forerunner 970とForerunner 570の両方に搭載された注目ポイントです。
引用:ガーミン公式ページ
第5世代光学式心拍センサー
新しい心拍センサーにより、精度がさらに向上しました。
睡眠中の心拍や運動中のゾーン管理がより信頼できるものになります。
スピーカー&マイク搭載
引用:ガーミン公式ページ
通話、音声アシスタント、音声コマンドに対応。
ラン中にスマホをポケットから出すことなく、音声でGarminを操作できます。
メッセージ返信も可能で、トレーニング中の利便性がアップしました。
ディスプレイの視認性アップ
引用:ガーミン公式ページ
AMOLEDディスプレイは、すでにForerunner 265で高評価でしたが、Forerunner 970 / Forerunner 570では、第5世代のディスプレイとして視認性がさらに向上。
直射日光下でも視認性が高く、夏のランニングで活躍しそうです。
ゴルフ機能対応
引用:ガーミン公式ページ
従来、Garminでゴルフ機能を使うには「Fenix」や「Approachシリーズ」を選ぶ必要がありましたが、今回はなんとForerunner 970とForerunner 570にも搭載。
スコア管理や飛距離計測などの基本的なゴルフ機能が使えるようになっており、ラン+ゴルフという2軸で趣味を楽しむユーザーにとっては非常に魅力的な進化です。
従来、Garminでゴルフ機能を使うには「Fenix」や「Approachシリーズ」を選ぶ必要がありましたが、今回はなんとForerunner 970と570にも搭載。
スコア管理や飛距離計測などの基本的なゴルフ機能が使えるようになっており、ラン+ゴルフという2軸で趣味を楽しむユーザーにとっては非常に魅力的な進化です。
Forerunner 265はどうなの?
ここまで新モデルの魅力を紹介してきましたが、実際に265を使っている私の立場から感じる「まだ戦える」ポイントも紹介します。
AMOLEDディスプレイ搭載:2年前のモデルとは思えない鮮やかさ
GPS精度や心拍測定も必要十分:ランニングのパフォーマンス把握には困らない
ウォッチの軽さと装着感:42mmモデルはとても軽く、長時間でも快適
正直、日常的なランニング用途であれば265でも全く不満はありません。
ただし、「音声操作がしたい」「ゴルフもやりたい」「バイクと併用したい」といった用途がある場合は、やはり新モデルのメリットが大きくなります。
結論|ランだけならForerunner 265、プラスαの価値を求めるならForerunner 970 or Forerunner 570
今回登場したForerunner 970と570は、いずれもランニングウォッチの枠を超えて、マルチスポーツや日常のスマートライフにまで対応したデバイスに進化しています。
特に、フルカラーマップや心電図アプリ、LEDライトといった「プラスアルファの機能」を重視するなら、Forerunner 970は価格以上の価値があると思います。
Forerunner 570はそれらを省きつつ、音声コマンドや明るいディスプレイなど、実用性の高い機能が手頃な価格で得られるモデルとして魅力的です。
一方、私のように「日々のランニング記録」「心拍ゾーンを意識したトレーニング」「データの蓄積」に重きを置いているユーザーにとっては、Forerunner 265もまだまだ現役。
コストパフォーマンスの良さは健在です。
最後に、今後の買い替えの選択肢として、Forerunner 970とForerunner 570は確実に視野に入れておきたい進化を遂げていました。
Forerunner 970、Forerunner 570とForerunner 265の比較を下記にまとめましたのでご参考までに。ガーミン公式サイトの比較機能を使うと、より細かな違いも確認できます。
機能・仕様 | Forerunner 970 | Forerunner 570 | Forerunner 265 |
---|---|---|---|
ディスプレイ | AMOLED(1.4インチ) | AMOLED(1.4/1.2 インチ) | AMOLED(1.3/1.1インチ) |
重量 | 56g | 50g | 47g |
レンズ素材 | サファイアクリスタル | Corning Gorilla Glass 2 | Corning Gorilla Glass 2 |
稼働時間 | ●スマートウォッチモード: 約15 日間 ●GPSモード:約26時間 ●SatIQ(自動選択)モード: 約23時間 ●マルチGNSSマルチバンドモード: 約21時間 ●GPS+音楽再生モード: 約14時間 ●SatIQ(自動選択)+音楽再生モード: 約13時間 ●マルチGNSSマルチバンド+音楽再生モード: 約12時間 |
●スマートウォッチモード: 約11 日間 GPSモード:約18時間 ●SatIQ(自動選択)モード: 約16 時間 ●マルチGNSSマルチバンドモード: 約14 時間 ●GPS+音楽再生モード: 約9時間 SatIQ(自動選択)+音楽再生モード: 約8時間 ●マルチGNSSマルチバンド+音楽再生モード: 約8時間 |
●スマートウォッチモード: 約 13 日間 ●GPSモード: 約 20 時間 ●マルチGNSSマルチバンド+音楽再生モード: 約 6 時間 ●マルチGNSSマルチバンドモード: 約 14 時間 |
ランニングエコノミー | ◯ | ✕ | ✕ |
ステップスピードロス | ◯ | ✕ | ✕ |
ランニング耐久値 | ◯ | ✕ | ✕ |
スピーカー・マイク機能 | ◯ | ◯ | ✕ |
フラッシュライト | ◯ | ✕ | ✕ |
地図ナビ | ◯ | ✕ | ✕ |
光学式心拍計 | ◯(第5世代) | ◯(第5世代) | ◯(第4世代) |
ゴルフ機能 | ◯ | ◯ | ✕ |
トライアスロンコーチ | ◯ | ◯ | ✕ |
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