愛車のロードバイクにキズが…!(泣)
でも大丈夫です。
ホルツのタッチカラーとタッチガンを使えば、手軽に補修が可能です。
初心者でも安心してできる簡単ステップで、愛車をピカピカに戻しましょう!
半年間、作業が止まっていた理由について
前回「ロードバイクのキズ直し・準備編」として下記の記事を公開してから、半年近くが経過してしまいました。
当初は、兵庫ペイントさんのタッチペン(色名:レディオアクティブレッド)を取り寄せたのですが、カラー番号が愛車(トレックFX4 Disc)とは異なっていたため、実際に塗ってみると色が合わず…。
その後もカー用品店などで類似色を探してみたものの、なかなか理想に近いカラーが見つかりませんでした。
一時は「いっそ補修せず、ステッカーで傷を隠してしまおうか…」と悩みつつ、作業は完全にストップ。
そんな状況が続いていたのですが、最近になってようやく近くのオートバックスでホルツのカラーラインナップから、そこそこ近似色を発見。

それにあわせて、タッチガンやクリアなど必要な道具を改めて買い揃え、ようやく今回、再チャレンジに至った…というのが今回の経緯です。
お待たせしてしまった方がもしいらっしゃったら、この場を借りてお詫び申し上げます。
補修追加
前回の記事から用意するものが変更になりましたので再度整理します。
ホルツ・カラータッチ M-92 マツダ 46V

筆塗りタイプのキズ補修ペン。
自動車メーカーの車種、カラー別に専用色がラインアップされています。
今回はマツダ車のカラー番号46Vが、トレックFX4 Discの〇〇カラーに近似色ではないかという当たりで試してみることにしました。
ホルツ・タッチガン

筆塗りタイプのホルツ・カラータッチをスプレーガンに簡単に変身させることができるアイテム。
ホルツ・タッチガン専用クリア

カラータッチ M-92 マツダ 46Vがメタリック色のため、クリア塗料による仕上げも必要になってきます。
以下、前回から変更なしです。
耐水ペーパー

塗装前のキズ補修で主に使用します。
キズの深さにもよりますが、耐水ペーパーで面を滑らかにしていく際にしようしています。
自転車の塗装はクルマほど厚塗りではないため、細心の注意を持って行ってください。
ソフト99コンパウンド

塗装面の光沢出しに使います。荒目、細目などちらかというと塗装前に使います。
塗装にある程度と厚みがないと、磨いているうちに下地が出てくる事もあります。
塗装は回数を分けてしっかり行うのがポイントですね。
手順
1.キズが入った塗装面を滑らかに磨いていく。
所要時間:約15分

この時注意したいポイントは、キズ周囲の塗装面に細心の注意を払いながら磨くことです。
ロードバイクやクロスバイクは、クルマやバイクの塗装と比べると、塗料面は薄いという印象。
クルマやバイクの要領で磨いていると、あっという間に下地が見えてきます。
私もこの事に気づかず磨いていると、ご覧のとおり下地が出てきました。
2.塗装面をマスキングする。
所要時間:約15分
塗装面以外にスプレーした塗料が付着しないよう、しっかりとマスキングしていきます。
塗装面はフロントフォークの外側全体を想定していますのて、あまり細かいマスキングはしません。
フロントフォークとフレームヘッドのパッキンに塗料が付着しないよう、ここだけはしっかりとテープでマスキングしていきます。

塗装面の周囲は、新聞紙などを使って、スプレー塗装の付着を防ぎます。
念のため、トップチューブからダウンチューブまでを覆っておきました。
3.ホルツ・タッチカラーをホルツ・タッチガンに装着する
所要時間:約5分
今回は、「ホルツ・カラータッチ M-92 マツダ 46V」と「ホルツ・タッチガン専用クリア」を使用します。
ホルツ・カラータッチ M-92 マツダ 46V
ホルツ・タッチガン専用クリア
ここでは区別しやすいように、以下カラー塗料、クリア塗料と呼ばせていただきます。
カラー塗料はメタリックカラーのため、仕上げに艶出しのクリア塗料も必要になってきます。
早速作業に入っていきます。
ホルツ・タッチガンのパッケージ裏面に記載されている説明書のとおり、スペアボトルをエアタッチに装着していきます。
付属のアタッチメントがあり、このアタッチメントをスペアボトルに装着します。

アタッチメントはキャップのようにスクリューが切られているため、ボトルにねじ込んでいき、しっかりと閉めればOK。
カラー塗料、クリア塗料ともにこのアタッチメントに装着すれば、ワンタッチで着脱、交換ができ、工程もはかどります。
アタッチメントを装置したカラー塗料、クリア塗料は、ホルツ・タッチガンの装着箇所に差し込みます。

カチッという音がすれば、これで準備は完了です。
5.ホルツカラーとクリアでキズ面を塗装する。
所要時間:約60分
「タッチペンがスプレーに変身」
ホルツ・タッチガンは文字通り、噴射ボタンを押すと塗料が噴射されます。
スプレー缶同様にいちばん最初の噴射は、ダマになりやすいです。
まずは、新聞紙などに試し塗りしてみます。
塗装面との距離、スプレーを動かすスピードによって塗料ののり方に差が出てきますのて、ここはしっかりと確認が必要です。
とはいえシビアにやる必要はなく、動かすスピードが遅くて、塗料がタレないよう進めれば大丈夫です。
私の場合は左利きなので、右から左に動かしてスプレーしていきます。
一回噴射したら、表面が乾くのを待って塗装の具合をみてみます。
写真は一回塗装した状態です。

重ね塗りは、キズ面の凹凸がなくなるまで繰り返していきます。
ホルツカラーを塗った際、5分ほど乾かした後、クリアをかけていきます。
クリアはカラー塗料が完全に乾燥してしまうのカラー塗料となじまなくなるので注意が必要です。
工数としては、
カラー塗料噴霧→乾燥5分→クリア塗料噴霧→乾燥5分を計5回繰り返しました。
それぞれの回数での塗装結果を撮影してみましたが、肉眼では確認できた塗りムラは画像では確認できませんね。

キズ面の凹凸がどうしても消えない場合は、筆塗りで塗料を多めに塗っていきます。
今回は筆塗りなしでうまくいきましたのて、塗装はここで完了になります。
6.塗装面をコンパウンドで仕上げる
所要時間:30分
スプレー塗装を行うと、どうしてもザラザラとした表面になってしまうのは否めません。
クリアスプレーやぼかし剤などの塗装後の仕上げ剤が数多く用意されていますが、今回は一旦コンパウンドで磨いてみました。
手持ちのコンパウンドは、粗目、細目、極細の3タイプがありますが、塗装後の磨きではこの3つを使っていきます。

念のため、試しながら磨いていきましょう。ウエスにこ米粒程度のコンパウンドをつけて、力加減は軽くこする程度に。
補修前と補修後の写真を比べて見ました。

光沢も出てきて、なかなかの仕上がりです。
近づいて、いろんな角度から眺めると補修の形跡は見つけられますが、ぱっと見はわからないところまで復元できています。
肉眼では元々の塗装面との境目がくっきりと見分けられるため、ぼかし剤での再調整も検討しています。
いずれにしても、目立たなくなったのでひと安心です。



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