予想以上に深いキズ。どうやって修復するか?
愛車のFx4 discは室内保管しており、大事に扱っていたのですが、キズを見つけてしまいました。
先日軽く磨こうと、外に出して車体を眺めていると、フロントフォークの右側にガリガリと何かで引っかいた跡がついているではないですか。
先日出かけた際、平置きの駐輪場しか見つからず、やむを得ず置いてしまった時についたものにちがいありません。
10cmx2cmの範囲に、複数のキズが入っています。
コンパウンドを使って磨いてみましたが、消せるレベルではなく、かなり重症です。
専門業者に依頼すれば数万円?
キズ補修を専門業者に依頼した場合、いくらぐらいかかるか一応調べてみました。
キズの大きさ、深さによって1万数千円〜、場合によっては数万円の覚悟が必要です。
購入価格の半分近くの費用をかけて、このキズを直す余裕はないので、今回は自分で補修することに決めました。
塗料はオートバックスなどのカーショップでも売っているタッチペン。
キズの部分はレッドなので、似たようなレッドカラーを代用するという方法です。
場合によっては、ステッカーを貼ってキズを隠すという選択も考えていました。
ひとまず、代用できるタッチペンのカラーを探ろうと検索を続けたところ、もっとカンタンな方法が見つかりました!
兵庫ペイントという会社から、TREKバイクの専用カラーのタッチペンが発売されているではありませんか!
専用カラーのタッチペンがあることで、元の状態まで戻せそうなのでひとまずホッとしました……。
セルフ補修はエアタッチ併用がおすすめ!
タッチペン補修には、2つの方法があります。
1つ目は「タッチペンのみ」で筆塗りする方法。
2つ目は「タッチペン+エアタッチ」でスプレー噴射する方法です。
双方にはメリット、デメリットがあるため、どちらを選ぶか検討していく必要があります。
タッチペンのみで補修
コスト的にはいちばん安い方法ですが、筆塗りなので、難易度の高い作業です。
例えばこんな工程になります。
手順
1.キズ周辺をマスキングし、タッチペンの筆でキズを重ね塗り
2.筆塗り→乾燥を繰り返し
3.耐水ペーパーを使って、盛り上がりがなくなるよう研磨
4.コンパウンドで磨き、最終仕上げ
タッチペン+ソフト99エアタッチ
私のように、タッチペンの筆塗りや、塗装面の磨き、慣らしに自信がない場合は、「ソフト99エアタッチ」の併用がおすすめです。
ソフト99エアタッチは、筆塗りタッチペンがスプレーに様変わりするとても便利なグッズ。
プラス1,000円弱コストがかかりますが、作業工程はうんと削減できます。
手順
1.タッチペンのキャップを外し、エアタッチ付属のアタッチメントを装着。
2.アタッチメントを装着した、タッチペンをエアタッチ本体に装着
3.スプレーの噴霧ボタンを押して、吹き付け塗装
4.乾燥→塗装を繰り返したら完了
セルフ補修なら、3,000円以内で可能
トレック専用カラーのタッチペン
いわゆるカーショップで入手てきるタッチペン1000円以内で入手できますが、今回見つけた兵庫ペイントさんのタッチペンは2,783円(税込)します。
この値段を高いと考えるかどうか?
専門業者に依頼した場合の10分の1、と考えればリーズナブルです。
類似色のタッチペンを仮に3本ほど試したとしても同等のコストがかかります。

ソフト99 エアタッチ
前述のとおり、タッチペンを塗装スプレーに変身させる便利グッズです。
エアタッチスプレーとアタッチメント、アタッチメントのスペアホースというシンプルな内容です。
使用方法についてはパッケージの箱にわかりやすく説明されています。
イージーペインター用スペアボトル
こちらの容器は、兵庫ペイントさんのタッチペンにエアタッチのアタッチメントが装着できなかった場合の代用品になります。
エアタッチはソフト99のタッチペンと互換性がありますが、他社製品の場合、実際に装着してみないと分かりません。
装着できたらラッキーですが、まずあり得ないと思い、代用品として購入しました。
スポイトセット
タッチペンに入った塗料を代用品の容器に移し替える場合、スポイドやじょうろが欲しいところです。
これもいろいろと調べた結果、コスメ用のスポイドセットが使えるかも、という事でダイソーで購入しました。
その他必要なもの
スプレー塗装を行いますので、古新聞とマスキングテープが必要です。
耐水ペーパーは手持ちのものを使っていきます。
コンパウンドはクルマ、バイクのキズ補修をしていた頃から、ホルツのコンパウンド・ミニセットを愛用しています。
粗目、細目、極細の3種類がセットになっており、すりキズ、水あか、サビ取りなどにも便利。
まとめ:ロードバイクのキズ補修をDIYで!
ここまでの内容を下記にまとめてみました。
キズの状況:フロントフォークに深い傷が複数。
DIY補修のメリット:専門業者に依頼するよりも費用を抑えられる。
必要なもの:専用カラーのタッチペン、エアタッチ、マスキングテープなど。
補修方法:
タッチペンのみで筆塗り
タッチペンとエアタッチを併用してスプレー塗装
おすすめの方法:エアタッチ併用。作業が簡単で仕上がりがきれい。
費用:約3,000円程度で済む。
DIYでロードバイクやクロスバイクのキズを補修する場合は、専用カラーのタッチペンとエアタッチを併用する方法がおすすめです。手順も簡単で、費用も抑えられます。
キズの深さや大きさによっては、完全な修復が難しい場合もあります。
どこまで復元できるかは、作業が完了しだいレポートさせていただきます。
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