約3ヶ月間、プロゲートのHTML&CSS初級、中級編を3周まわしてひたすら学習してみました。このぐらい経つと、ちょっと物足りなくなってきたのです。では次は、何の教材を使って学習するか? 私が選んだのは、progateと同様に巷で評判のドットインストールです。
progateとドットインストールの違いは?
プログラミングの基礎を学べるコースが用意されている点では、両者に違いはありません。学べる内容にもそれほど差はないといえます。決定的な違いが実はひとつだけあります。
自分が実際に書いたソースをどこに保存できるか?です。作成したHTMLファイルをPCのローカル上に保存できるのが「ドットインストール」。
progateは自分が作成したファイルを自分のPC上に保存できません(progateの演習内に保存されます)。
例えるとprogateはゲーム、クイズ感覚で楽しめるオンライン学習講座。クリアしたステージはそのままゲーム内に保存されるといえばお分かりいただけるでしょうか。
ドットインストールはコーディングの学習環境を自分で用意する必要があります。そういう意味では、より本格的な学習講座。つまり、HTMLエディタや画像加工編集ソフトの使用を前提としています。
言語そのものの学習はもちろん、学習環境の準備の仕方に関してのレクチャーも用意されているので安心。
1講座が3分以内にまとめられている動画形式の学習サイトです。
ドットインストールの特長
- 長い時間を拘束されないため、気軽に始められる
- 講義で説明されるコードは使用素材等も毎回用意されている
- 自分で書いたコードを実際にブラウザで表示させてみる、といったことを繰り返し行う
- コードを書いて覚える、慣れることに重点をおいた学習サイト
ドットインストール、私はこう活用した
ドットインストールでの学習目的は「HTMLエディタでの記述に慣れる」こと。
講義に登場するコードそのものを、HTMLエディタにそのまま記述して、ブラウザで表示させエラーが出ないか確認する。うまく表示できたらそのファイルは保存。次の講座へと進む。私はこの動作を繰り返し繰り返しおこないました。
プロゲート同様、各講座とも1回受けただけでは理解できません。私の場合、最低2回、理解の足りない場合は3〜4回繰り返し、ソースを丸ごと覚えることに徹しました。
ドットインストールで学べる範囲もプロゲート同様、あくまで基本中のキホンです。HTMLエディタを使用してソースを記述する練習材料としては役立ちますが、それ以外は両者にさほど差異は見られません。
有料版のメニューとはいえ、学習できる内容は必要最小限の基本のみ。
その時は理解できたつもりでいましたが、後々にフレックスボックスのアイテムを挿入する必要が出てきた際や、レスポンシブデザインで作成されたファイルのソースを調整する必要が出た際等、何一つできませんでした。
ドットインストール、どこまで上達できる?
ドットインストールには HTML、CSS以外の言語も多数コースが用意されています。例えば人気のphysonやrubyなどの基本も学べます。
私も当初は気になって、いくつかの言語に手を出してみました。しかし、目的がはっきりしないまま興味本位で手を出してしまったため、コースを受講することが目的となってしまい、得るものは少ない…と実感しました。
ドットインストールの有効な活用方法は月額1,080円でさまざまな言語のキホン、というかさわりが学べること。私は今でも利用しています。
たとえばWordPewssのテーマ自作に必要なPHPや、苦手意識をマスターしたいJavaScriptなどを学習する際、ドットインストールを活用しています。
「教本」で本格的に学習する前の事前準備に「ドットインストール」でひととおり学習し、自分の向き不向き、苦手な部分の把握に活用しています 。
progateの自学習方法につきましては、こちらをご覧ください。
まとめ
- ドットインストールは「隙間時間で学べる、1回3分の講義形式」。「手で書いて覚える」教材
- HTMLの学習環境が必要ではあるが、自分が作成したファイルを保存できる
- 苦手だったり、うる覚えのコードの復習にも役立つ
- オンライン学習サイトのやり過ぎにはくれぐれも注意を!実践スキルに必ずしも直結していない
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