progateに頼らない、コーディング学習法

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オンライン学習サイトでは、コーディングスキルは身につかない!

コーディングを学ぶ際に、prpgateやドットインストールから始める方は多いと思います。これらのオンライン学習サイトは「始めやすく、継続しやすい」教材というのが好評な理由のひとつです。

私もコーディング学習のスタートはprogateから始め、HTML&CSSの初級、中級編を計3回繰り返しました。

3ヶ月近くオンライン学習に時間を割いてみましたが、理解できているような、できていないような…どっちつかずの状態でした。しかし、prpgateをさわっていると「学習している」という安心感があり、いろんなコースをマスターすることが目的へとすり替わりそうなくらいのめり込んでいました。

しかし冷静になって考えてみると、「毎日必ずコーディングの学習をするようになった」という成果を得たものの、はたしてどこまで理解できているかは正直疑問でした。

オンライン学習サイトには、以下のメリット・デメリットがあることを念頭において、必要以上に時間を割いてしまわないよう気をつけてください。

▼メリット
月額1,000円程度で始められる
学習を習慣化しやすい(1レッスン数分程度)

▼デメリット
実践につながるスキル取得は難しい

オンライン学習サイトは、概要を把握するためのツール

オンライン学習サイトは、毎日継続して学習するクセをつけるためには、最適の教材です。手を動かしているだけで、映像を眺めているだけで学習しているという錯覚に陥りがちです。

これらはカリキュラムの特性上、複雑な内容をあえて避け、必要最小限の内容で構成されています。

ある意味「誰が受講しても理解しやすい」ように構成されています。

しかし、いつまでもprogateやドットインストールを学習していてはダメです。模範解答やサンプルどおりに記述できなくても、「なんとなく分かる」と感じたらさっさと切り上げるべきです。

では、オンライン学習サイトは「役に立たない」「学習すればするほどムダ」なのかといえば、決してそうではありません。

これは私の経験から感じたことなのですが、オンライン学習サイトで学んだことが、結果としてコーディング学習を進める際の教本選びに、とても役立ちました。

受験や資格取得の学習にも共通していますが、参考書や問題集などの教材を選ぶ際、自分のスキルに合ったものを何となく選びますよね。

コーディング学習に必要な教本選びも同様です。

自分のスキルにあった教本で学習することが、コストをなるべくかけない効率良い方法につながります。そういう意味で、オンライン学習サイトで学んだことは自分にあった教材を選ぶ際にとても役立ちます。

progateとドッドインストールを繰り返し学習していたこともあり、HTML、CSSに関してはある程度理解しているつもりでいました。

しかし、次のステップでどういった教本を選択すればよいのか、正直迷いました。

通常の私であれば、「人気」「おすすめ」といったワードで検索した書籍を「立ち読み」でチェックして本屋で購入しています。

過去に失敗した経験もあり、1冊2,000〜3,000円する書籍を購入するのは、なかなか気軽には行なえなかったのです。

失敗しても問題なし!おすすめの格安・教本2選

そこで思いついたのが、1冊500円以下で入手できる中古品の教本を使って学習する方法。
中古の教本でも人気があるものは定価と同等の値段で取引されていますが、ちょっと古いものになると、500円以下で売られています。

「HTMLやCSS年々アップデートされるから、最新の教本でないとダメでは…」と思う方がいらっしゃると思いますが、そのとおりです。

しかし、HTML5、CSS3が主流の現在では、かつてのような大幅なアップデートはないと捉えれば、多少古いバージョンの教本でも十分役立ちます。

教本の中には現在では不要になった情報も含まれていますが、そういった要素を取捨選択することも学習と捉えればマイナス要素にはなりません。

また、教本しか情報を入手できないわけではないので、補足したい個所はネットにある情報をうまくキャッチすることで対応すれば、古い書籍を使用しても問題はありません。

私が選んだ格安おすすめ教本はこちらの2冊。
どちらもブックオフオンラインで500円程度で売られています。もちろん、購入前に書店に出向き「立ち読み」で内容をチェックした上でこの2冊を選びました。

レスポンシブウェブデザイン マルチデバイス時代のコンセプトとテクニック(KADOKAWA)

レスポンシブWebデザイン マルチデバイス時代のコンセプトとテクニック
生活・実用書「レスポンシブWebデザイン マルチデバイス時代のコンセプトとテクニック」のあらすじ、最新情報をKADOKAWA公式サイトより。

レスポンシブウェブデザイン 超実践デザイン集中講義(SBクリエイティブ)

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レスポンシブWebデザインのサイト設計やデザインの考え方、 基本的な制作方法がこの1冊で習得できます! 1ソー

教本の選び方次第で、コーディング学習法は変わる!

コーディング学習の教本選びは、語学、資格取得の際に選ぶ教本、参考書、問題集に通じるものがあります。ですから、一旦自分のスタイルを振り返って、学習の目的、方法に見合った教本を探してみるのもありです。

私は以下を前提にして、自分の学習方法に見合う教本を選び、どのぐらい上達するかにトライしてみました。

  • 金銭的負担はできるだけ抑える
  • 学習に費やす時間は特に限定しない
  • 毎日必ず学習する

多くの皆さんには参考にならない教本の選び方になってしまったと思いますが、もし同様の条件での独学を検討されている方がいらっしゃいましたら、ぜひ参考にしてみてください!

結局、HTML、CSS教本での独学は1年近く続きました。教本のみではなく、いまひとつ理解できない内容が出てきた際にはドットインストールで復習するなど、オンライン学習サイトも併用して理解を深めていきました。

1年近くかけてほぼ毎日学習を続ければ、駆け足で詰め込んでいない分、ある程度の理解はできてきます。学んでいくうちに気づいたのが、HTMLやCSSは語学の習得に通じるものがあるということ。

理解が深まるにつれて、「読めるけれど書けない」という悩みにぶつかりました。例えば、受験勉強としての英語のように「英語は読めるけど、書けない、話せない」状態です。

この悩みを解決するのが次の課題となりました。

まとめ

●progateやドットインストールは「始めやすく、継続しやすい」が身につくスキルは実践からは程遠い
●オンライ学習サイトは、コーディング学習の「手段のひとつ」。「目的」にならないよう、程々で切り上げる。
●コーディング学習は、語学の習得にも通じる。自分にあった教材をどう選ぶかも学習のひとつ。
●オンライン学習サイトと教本を併用すれば、コーディングスキル上達の近道も開ける。

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