Garmin Connect Plus(ガーミンコネクトプラス)を試してみた(4)Active Intelligenceの実用性をレビュー

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本記事は、Garmin Connect Plus(ガーミンコネクトプラスレビュー)【第4回】です。
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[第1回:Garmin Connect Plusとは?基本機能を解説]
[第2回:設定方法と使い方のコツ]
[第3回:パフォーマンスダッシュボードを使ってみた]
[第4回:1週間使って見えた実用性と改善ポイント]

 

Active Intelligenceの評価ポイント

ガーミンコネクト(Garmin Connect)の有料機能「コネクトプラス(Connect Plus)」の30日無料トライアルを開始して1週間。

前回の記事では、申込から初期の使い心地やActive Intelligence(アクティブ インテリジェンス)、トレーニングガイダンス、ライブアクティビティ、パフォーマンスダッシュボード等の機能についての第一印象をお伝えしました。

今回は、1週間じっくり使って見えてきたこと、そして今後の改善に期待したいポイントを率直にまとめます。

 

ストレス・睡眠データの「見える化」

Active Intelligence機能では、睡眠やストレスなど、日々の健康データについての洞察がアプリ内で自動的に表示されます。

これらの指標は、普段はわざわざ自分からチェックしないデータ。

その点、「今日はストレスが低めで安定している」といった軽い一言でも、画面に自然に表示されるのは便利です。

ガーミンデバイスを使い慣れている方なら、「これは地味にありがたい」と感じる方も多いかもしれません。

 

コメントの精度と限界

一方で、Active Intelligenceが生成するコメントには、「これはAIに言わせる意味があるのかな?」と感じることも。

例えばこちらのコメント。

コメント自体は的外れではありません。

ただ、現時点ではデータに合わせたテンプレート的な文章に留まっていて、「自分では気づけなかった」ような発見や示唆は、正直なところ、まだ感じられていません。

今後の改善で、よりユーザーに寄り添った洞察や、データの背景まで踏み込んだコメントになることを期待したいところです。

 

今後に期待する改善点

ランニングへの期待

個人的に強く期待しているのが、「ランニングデータに特化したアドバイス機能」の実装です。

現状では下記のように、テンプレートにパーソナルデータを挿入したようなコメントが表示されます。

日々の健康データとは別に、ガーミンウォッチで蓄積されたトレーニング履歴やパフォーマンス指標に基づいて「次のランはゆるめに」「そろそろインターバルを入れてみては?」といったコーチ的な助言があれば、有料プランとしての価値がぐっと上がると思います。

また、ユーザーごとに興味のある指標(たとえばVO2max心拍数変動など)に応じて通知の頻度や種類をカスタマイズできるようになると、より実用性が増しそうです。

 

通知機能とマニュアルの課題

一度だけですが、Active Intelligenceからの通知がアプリのホーム画面に表示されるタイミングがありました。これは嬉しい変化でした。

アプリの通知機能からActive intelligenceのコメントアップが通知されていると思い、調べてみると、通知機能はガーミンコネクトのアプリ側でカスタマイズできることに最近気づきました。

アプリをダウンロード後は、ユーザー側で情報をキャッチアップしなければならないため、使える機能が埋もれてしまう可能性が高いように感じます。

通知機能はかなり細かく設定できるようです。次回以降、詳しくレポートしていきたいと考えています。

 

 

フィードバック機能と姿勢改善

ガーミンコネクト プラスには、ユーザーからのフィードバックを送信できるフォームがあります。

ただ、今のところ汎用的なフォームで、ユーザーの声がどう反映されているかまでは見えていません。

ガーミンファンとしては、「ユーザーの意見を本気で受け止めてくれている」と実感できるような取り組みがあると嬉しいです。

たとえばベータ版の試用モニターの募集や、ユーザーアンケートに対するレポートの公開などがあると、より愛着を持って使い続けたくなります。

 

比較で見える立ち位置

正直なところ、今の機能のままでは、有料で継続しようとは思えないというのが現時点での感想です。

ただ、トライアル期間はまだ続きます。

このあとアップデートや通知頻度の変化があるかもしれませんし、他の有料機能との連携も改めてチェックしたいと思います。

たとえばStrava(ストラバ)のサブスク機能では、月次トレンドの可視化やAIによるトレーニング計画、セグメント分析など、アクティブなユーザー向けの機能が充実しているようです。

一方でガーミンコネクトプラスは、日常的な健康データに基づいた「ちょっとした気づき」を与える点でユニークです。とはいえ、現状はまだ試験段階のようにも感じられ、価格に見合うだけの機能強化が今後のカギとなりそうです。

ガーミンコネクトプラスが「ちょっといい」から「手放せない」に変わる日を期待して、もう少し使い続けてみます。

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