【COROS PACE 4 レビュー】1ヵ月使ってわかった「向いている人・向いていない人」|Garmin 265ユーザーが正直に総括

ランニングテスト計測画面 ガジェット・ツール
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シリーズの締めくくりに

カロス ペース4のランメニュー開始前

第1回の開封・セットアップから始まり、トレッドミル初ラン屋外初ラン、使い込んで気づいた細かい話まで。COROS PACE 4カロス ペース 4)との付き合いも1ヵ月近くになりました。

第5回は総括です。

Garmin 265を3年使い続けてきた自分が、COROS PACE 4に乗り換えて見えてきたことを正直にまとめます。

「結局どんな人に向いているのか」という問いへの答えも出します。

まず結論から書きます。

  • トレッドミルを使うなら間違いなく「COROS PACE 4
  • COROS PACE 4」はランニング特化のシンプルさが想像以上に快適
  • 多機能やカスタマイズ性は「Garmin」に分がある

「結局どんな人に向いているのか」という問いにも、このあと具体的に答えていきます

シリーズを通じて「まだ発動していない」と報告し続けてきたランニングレベルテストも、3月20日に実施しました。

結果と正直な感想も後半でお伝えします。

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結論:COROS PACE 4が向いている人・向いていない人

1ヵ月近く使い続けて出た結論です。

カロス ペース4のシューズ選択画面
COROS PACE 4が向いている人
  • トレッドミルを頻繁に使うランナー。この1点だけで他の選択肢を大きく引き離します
  • ランニングに特化した機能だけ欲しい人。余計な機能に惑わされたくない人
  • バッテリー持ちを重視する人。週6回トレーニングして1週間後に6割強残るのは圧倒的です
  • シンプルな操作感を好む人。覚えることが少なく、すぐ使いこなせます
ガーミン265 ラン計測画面
Garminが向いている人
  • ランニング以外のアクティビティも記録したい人。ゴルフ、サイクリング、水泳など幅広く対応しています
  • ウォッチフェイスやデータフィールドの選択肢を重視する人。サードパーティの豊富なラインナップはガーミンの強みです
  • 通知管理など日常使いの快適さを重視する人。操作系のスムーズさはガーミンに優位性があります
  • ランニング以外の用途も含めてウォッチを選びたい人。fēnixやVenuなど、Forerunnerシリーズ以外も選択肢に入ります

ひとつ補足します。

「Garminが向いている人」に当てはまる場合でも、Forerunnerシリーズに限定して考える必要はありません。

ライフログや多機能を求めるならfēnixやVenu、アウトドアやトレイルが中心ならfēnix、Enduroという選び方もあります。

用途を明確にしてから選ぶのが正解です。

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デメリット:ウォッチフェイスの選択肢は少ない

正直に書きます。20日の間に、一度だけGarminに戻したいと思った瞬間がありました。

ウォッチフェイスの選択肢の少なさです。

カロスアプリのウォッチフェイス設定画面

ガーミンはサードパーティのデザイナーが無料・有料のウォッチフェイスを大量に配布しています。

選ぼうとすれば何百種類もある。

COROS PACE 4はCOROS公式が用意したものの中から選ぶ形で、選択肢の数ではGarminに遠く及びません

「せっかく画面がAMOLEDになったのに、フェイスの選択肢がこれだけか」と感じたのが正直なところです。

ただこの不満は、想定外の形で解消されました。

購入後のアップデートで、新しいウォッチフェイスが3つ追加されたのです。

その中にお気に入りのフェイスも見つかりました。

COROSは継続的にアップデートで機能を追加しています。

「今の選択肢がすべてではない」ということを、身をもって体験しました。

購入時点での選択肢だけで判断せず、アップデートへの期待も含めて付き合える道具だと感じています。

メリット① トレッドミル性能はGarminより優秀

1ヵ月近く使用して、最も確信に変わったことがこれです。

トレッドミルでの計測結果・ガーミンとカロスアプリ比較

Garmin 265はトレッドミルでの計測をデバイス単体に頼ると、使いものになりませんでした。

加速度センサーによる推計は毎回ズレが生じ、補正を繰り返しても根本的な解決にはならない。

3年間ずっとそれを「仕方ない」として受け入れてきました。

COROS PACE 4のトレッドミル計測は根本から違います。

速度と傾斜を事前入力することで、走行中のペース表示がトレッドミルのパネルと一致する。

計測中(ランニング中)にトレッドミルの速度を変更したい場合でも、ウォッチ側で操作可能です。

トレッドミルの速度を変更すると、ウォッチ側でも感知してスピード変更画面が起動することも確認できました。これは地味に便利です。

平日週4回トレッドミルで走る自分にとって、この精度は毎回のトレーニングの質に直結します。

トレッドミルを頻繁に使うランナーにとって、この1点だけでCOROS PACE 4を選ぶ理由として十分です。詳しくは第2回のトレッドミル編で書いています。

メリット② バッテリー持ちは週6ランでも余裕

スペック上はわかっていたことですが、実際に体感すると改めて驚きます。

トレッドミル週4回・屋外ラン週2回というトレーニングパターンで、1週間経過してもバッテリーが6割強残っています。週6回走ってこの結果です。

Garmin 265を3年使い続けてバッテリーの劣化を実感していました。

購入当初は問題なかったのが、3年経つと充電のタイミングを意識しないと走行中に電池切れの不安が出てくる。

その経験があるので、充電を気にせず走れる安心感が想定以上に快適です。

USB-C充電対応も地味に効いています。

USB-Cケーブル対応のコネクターはケース付きなので携帯も可能

専用ケーブルを持ち歩く必要がなく、手元にあるケーブルでそのまま充電できる

小さなことですが、ストレスがひとつ消えました。

メリット③ シンプル設計で「走ることに集中できる」

カロス ペース4のアクティビティ画面

最初は機能の少なさに物足りなさを感じる場面がありました。

Garminと比べると一見盛りだくさんではない、「これだけか」と思う瞬間が正直ありました。

ただ使い込むうちに、その感覚が変わりました。

「ランニングに必要なものが過不足なくそろっている」という感覚です。

余計なものがない分、必要なものへのアクセスが速い。

迷わない、走ることに集中できる。

盛りだくさんなガーミンと削ぎ落としたカロスを比べると、どちらが優れているかではなく「何を求めるか」の問題だと今は思っています。

ランニングという用途に特化した道具として、COROS PACE 4はかなり気に入り始めています。

使えば使うほど設計の意図が見えてくる道具は、長く付き合える道具です。

補足:ベルトはシリコン一択(ループレスが優秀)

カロスペース4の外観
ベルトの装着イメージ1
ベルトの外側と内側の色味の比較
ベルトの装着イメージ2

ランニングウォッチのベルトはナイロン製とシリコン製、それぞれに特長があります。

ナイロンベルトはマジックテープ式で無段階に締め付けを調整できるため、フィット感が高く走行中もしっかり固定されます。

ただ水洗い後の乾きが遅いのが難点です。

シリコンベルトは速乾性が高く、汗をかいても拭き取りやすい。

ただ一般的なシリコンベルトにはベルトの先端を通すループがついており、走行中の腕振りでそのループが腰あたりに当たり、通していたベルトが抜けてしまうことがあります。

自分も過去に数回、実際に経験しています。

COROS PACE 4の純正シリコンバンドはループレス仕様です。

安全バックルとピンでウォッチを固定する設計のため、ループそのものが存在しません

腕振りでベルトが干渉する心配がなく、雨や泥の中でもしっかり固定されます。

素材は耐久性に優れ、滑らかで柔らかい感触が特徴です。

トレイルでも水中でも快適な着け心地が維持でき、お手入れも簡単。

速乾性が高く1日中着用しても違和感がありません。

シリコンベルトの弱点をCOROSが設計で解決している形です。

ランニング用途ではCOROS純正シリコンバンドを選んでおいて間違いないと思っています。

GarminとCOROSの違い|設定は「時計 vs アプリ」

1ヵ月近く使い込んでわかったことをひとつ整理しておきます。

GarminとCOROSの違いは機能の多い・少ないだけでなく、「どこで設定するか」という設計思想の違いに表れています。

大きく分けると、Garminは「時計側で触れる範囲が広め」、COROSは「アプリ中心で整理された設計」です。

項目GarminCOROS
アクティビティ画面の編集時計側でも調整しやすいアプリで編集して同期するのが基本
トレーニングメニュー作成アプリ・Web中心だが時計側でも扱いやすいアプリで作成・編集して時計へ同期
アクティビティ中のアラート時計側でも扱いやすいアプリ側で設定するのが中心
ボタン・操作系の設定ウォッチ設定で変更可能時計側で操作系の設定はできる
ウォッチフェイス時計側で変更しやすい時計側でも変更可能だがデータページ編集とは別管理

Garminは「時計を見ながらその場で操作する」感覚が強く、COROSは「アプリで整えてから時計に反映する」設計が中心です。

COROSでも時計側でできる操作はあり、完全に「何もできない」わけではありません。

ただGarminからの乗り換えでアクティビティ画面のカスタマイズをしようとすると、「時計側で設定できない」という場面に最初は戸惑うかもしれません。

これは第3回の屋外初ラン編で自分が経験したことでもあります。

慣れてしまえば「アプリで整えてから走る」という流れは合理的です。

走ることに集中するデバイスと、管理するアプリの役割分担として腑に落ちています。

ランニングレベルテストの結果と考察

ランニングレベルテストあの計測結果

シリーズを通じて「まだ発動していない」と報告し続けてきたランニングレベルテストを、3月20日に屋外ランで実施しました。

予定していたランのメニューを変更して臨んだテストです。

テストは全部で4ラップ構成でした。

ウォームアップから始まり、メインのテスト区間5.48kmを平均ペース4’34″・心拍142bpmでこなし、その後2本のテストラップで徐々にペースを上げていく流れです。

最終ラップは3’57″まで上げ、心拍161bpmに達しました。

結果として出た主要数値はこうなりました。

  • 閾値ペース:4’22″/km
  • 乳酸閾値心拍数:155bpm
  • 個人最大心拍数:173bpm
  • 効率:113%(優秀)
  • ピッチ平均:180/最大194

ランニングレベルはテスト後に89まで上昇しました。

それまで84付近で横ばいだった数値が一気に跳ね上がった形です。

ただしその後、3月14日のハーフマラソンのデータが反映されたことでレベルは86〜87に低下しています。

レース後の疲労や一時的なパフォーマンス低下がデータに出た形です。

現在の平均は85.7です。

この変動を見て感じたことがあります。

ランニングレベルはその時点のコンディションや直近のデータに影響を受けやすく、まだデータが少ない段階では変動が大きい。

数値を参考にしながらも、鵜呑みにしないことが大切です。

トレッドミルでトレーニングを積んできたベースがあるので、数値の方向性はおおむね実感と合っていると思っています。

テストを実施するタイミングも重要です。

レース直後や疲労が残っている状態でテストを行うと、実力より低い数値が出やすくなります。

コンディションが整った状態で定期的に計測することで、数値の精度が上がっていくと思われます。

総括:ランニングに特化した道具として正解だった

カロスペース4開封の画像
カロストレッドミルのスピード設定画面1
カロス・ランニングアクティビティ設定画面
デジタルダイヤルを右人差し指で操作するシーン

Garmin 265からの乗り換えを振り返ると、正解だったと思っています。

トレッドミルの計測精度、バッテリー持ち、シンプルな操作感。どれも期待通りか期待以上でした。

ウォッチフェイスの選択肢という一時的な不満は、アップデートで解消されました。

ランニングに特化した道具を求めているなら、COROS PACE 4は有力な選択肢です。

特にトレッドミルを週に複数回使うランナーには、自信を持っておすすめできます。

COROS PACE 4 移行シリーズ

Garmin 265ユーザーによる、COROS PACE 4への乗り換えレビュー全5回。初期設定から1ヶ月使い込んで見えてきた「本音」をまとめています。

第1回:開封・セットアップ編
第2回:トレッドミル初ラン編
第3回:屋外初ラン編
第4回:使い込んで気づいたこと編
第5回(本記事):1ヵ月総括編

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