はじめに:シューズ選び、迷っていませんか?
ランニングシューズを買い足すとき、「今のラインアップで足りているんじゃないか」「どこかが不満だけど、うまく言葉にできない…」と、どう選んでいいか迷いませんか?
そんなときは、ChatGPTの力を借りて、自分のシューズ環境を“棚卸し”してみるのがおすすめです。
本記事では、具体的なプロンプト例とともに、AIで「次の一足」を見つけ出すアプローチを紹介します。
相談例:今のラインアップと目標
私自身のシューズ構成は以下の通りです(2025年7月時点)
プーマ ディヴィエイトニトロ3(閾値走〜レース用)
プーマ ヴェロシティニトロ3(LSD・リカバリー向け)
アディゼロ ボストン12(距離・テンポ走用)
ナイキ クエスト5(トレッドミル専用)
ナイキ ペガサス37(ジョグ用)
そしてランニングの目標は
- ハーフ:1時間30分切り
- フル:サブ3.15(3時間15分切り)
- 週4~5回の頻度でトレーニング
今回の相談軸は「耐久性があり、週4~5回使える補強シューズ」「現ラインナップの不足分を補完」できる一足を見つけたいというものです。
ChatGPTへの相談内容
ChatGPTの診断:まず、現状分析から
ChatGPTからまず返ってきたのは、現在のシューズ構成のバランス評価。
結論としては
まず示されたのは「用途ごとのシューズの役割バランスが良い」という評価と、今後の追加・買い替えの優先度についての考察です。
クッション性と快適性が高く、脚に優しい

ヴェロシティニトロ3は、現行のジョグ用シューズの中でもトップクラスに柔らかいフォームを持ち、地面からの衝撃をしっかり吸収してくれます。
やや沈み込む感触があり、LSD(ロングスローディスタンス)やリカバリーランに理想的。
ペースを上げたい時よりも、むしろ「ゆったりと疲労を抜くためのラン」に向いています。
とくに、所有しているペガサス39はやや硬めで、長く走ると脚に疲労が残りやすい傾向があります。
それに比べて、ヴェロシティニトロ3はフォーム全体が柔らかく、足を包み込むような着地感で、膝や足裏にかかる負担も軽減。
リカバリーを重視したい日のシューズとして非常に優秀です。
すでにシューズごとの「役割分担」が明確にできている
今持っているシューズ構成を見ても、それぞれがはっきりとした用途で活躍しているとの指摘をもらえました。

距離走・テンポ走:アディゼロ ボストン12
→ 硬めのミッドソールで安定感があり、ペースを維持しやすい。30km走やLT走などに最適。

閾値走・レース用途:ディヴィエイトニトロ3
→ 高反発なカーボンプレート内蔵で、スピードを出す練習や本番レースに強い。

ゆるジョグ・LSD:ヴェロシティニトロ3
→ 柔らかく、着地の衝撃をしっかり吸収。ジョグや疲労抜きランにぴったり。
このように、すでに「速く走る日」と「ゆっくり走る日」でシューズを使い分ける体制が整っていて、ラインアップ自体に無駄がないこともアドバイスもらえました。
この中にさらにもう1足ジョグ用を加えても、用途が完全に被ってしまい、出番が減ってしまうだけとのことです。
トレッドミル(室内ラン)用の軽量シューズも確保済み

「軽い30分ジョグ」や「室内ラン」など、もっと気軽に走りたい場面にはナイキ クエスト5が活躍しています。
このシューズは価格も手頃で、通気性が高く、重量も非常に軽量。足をサッと通して、サクッと走れる手軽さがあります。
夏場や室内ジムでのトレッドミルなど、短時間の運動にぴったりで、“コスパ×気軽さ”という枠もすでにカバーできています。
つまり、「ジョグ全般」も「短時間ジョグ」も、それぞれ適任のシューズが揃っているということ。
ここにさらにジョグ用のシューズを買い足すと、かえってどれを履くべきか迷い、活用しきれないまま終わる可能性が高いです。
ChatGPTが示した「用途の被り」と「買い替え優先度」
ChatGPTにシューズ構成を伝えたところ、まず指摘されたのが「用途の被りによる無駄買いのリスク」。
以下のような考察とアドバイスを得ました。
🔁「ジョグ用が過剰では?」という指摘
ナイキ ペガサス37(ジョグ用)
プーマ ヴェロシティニトロ3(LSD・リカバリー向け)
特に指摘されたのは、「ペガサス37とヴェロシティニトロ3の用途が近い」という点。
実際、ペガサスを屋外ジョグ用にしてはいるものの、ヴェロシティニトロ3のほうが柔らかく快適で、ゆるジョグには向いているという実感がありました。
そのため、「ジョグ用を追加するより、用途が明確に異なる一足を検討したほうがよい」というのがChatGPTの判断でした。
今後買い替えが必要なシューズは?
ChatGPTが「まず買い替えを検討すべき」と挙げたのは、ペガサス37の屋外ジョグ枠です。
理由は以下のとおり:
- クッション性がやや物足りず、脚に疲労が残りやすい
- 「週4〜5回ジョグする」という使い方に対して、やや耐久性や柔らかさが不足
- すでに使用感に不満があり、履く機会が減っている
私は以下のような希望条件を提示しました:
- ✅ クッション性が高い(ペガサスより柔らかめ)
- ✅ 耐久性が高い(週4〜5のジョグにも対応)
- ✅ 他ブランドで新鮮な感触を味わいたい
ChatGPTが提案した買い替え候補【優先度付き】
🔸【最優先】:HOKA CLIFTON 10(ホカ クリフトン10)
出典:https://www.hoka.com/jp/
軽量でありながらクッション性が高く、足への優しさが際立つ一足です。
最新のクリフトン10ではミッドソール素材が改良され、反発感と安定性が向上。より自然なライド感を得られるようになっています。
ペガサス39よりもソフトでマイルドなクッション感があり、脚に残る疲労感を大きく軽減。
しかも、見た目以上に軽く、長時間履いてもストレスが少ない点が大きな魅力です。
🔸【次点候補】Saucony RIDE18(サッカニー ライド18)
出典:https://saucony.jp/
ペガサスの代替として非常にバランスが取れた選択肢です。
ライド18ではフォーム素材が改良され、これまで以上に「柔らかさと反発のバランス」が向上。足入れ感や着地の快適性も高まりました。
クッションは柔らかすぎず、適度な反発もあり、「気持ちよく走る」ことにフォーカスした設計が特徴。
🔸【検討の余地あり】アシックス ノヴァブラスト5
出典:https://www.asics.com/jp/ja-jp/
反発とクッションのバランスが良く、「弾むような走り」が楽しいモデルです。
ノヴァブラスト5ではミッドソール素材がFF BLAST+ ECOへ進化し、より軽量かつ反発感のあるフィーリングに。
日々のジョグはもちろん、軽めのビルドアップやテンポ走にも対応可能で、非常に守備範囲が広いのが特長です。
ChatGPTに相談してわかった3つのこと
-
「買い替えの優先順位」が明確になった
→ とりあえず買う、ではなく「今本当に必要な1足」がわかる -
用途の被りに気づけて、無駄買いを避けられた
→ 「シューズが増えすぎる問題」を防げた -
最新モデルも含めた選択肢を広く知れた
→ サッカニーやホカの魅力も再認識できた
特に「ペガサスは買い替える必要あるけど、同じ用途のジョグ用を無計画に増やすのはNG」という指摘には納得感がありました。
このようにChatGPTは、単に新しいシューズを勧めるのではなく、現在のラインアップとの“用途の重複”を避ける提案もしてくれます。
たとえば今回のケースでは、ヴェロシティニトロ3が「ゆるジョグ〜LSD」の枠をすでにしっかりカバーしており、そこに近いシューズを追加する必要はないと明確に判断してくれました。
ChatGPTを上手に使うコツ:おすすめプロンプトテンプレ
AIを活用する際に効果的な「相談の仕方」も提案されています。
💬 プロンプトテンプレート
まとめ:AIで気づく“無駄の少ない最適な一足”
ChatGPTは非常に優秀ですが、「何を聞くか(=プロンプト)」が肝心です。
漠然と「おすすめ教えて」ではなく、
- 所有しているシューズ
- それぞれの用途と不満点
- 今後求める機能や走り方
をできるだけ具体的に伝えることで、まるでコーチや店員さんのような、的確なアドバイスが返ってきます。
本記事で紹介したように、ChatGPTへ「自身のシューズ情報+求める要素」を伝えることで、自分の使い方や用途のかぶり・優先順位が整理できます。シューズ選びの“モヤモヤ”がスッキリしやすく、おすすめや意外な選択肢との出会いもあり得ます。
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今回はペガサス39の買い替えが最優先という結論に至りましたが、「何となく追加」より「今必要な理由」を明確にして選ぶことが失敗しにくいと実感しました。
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また、一部モデルは発売時期や国内展開に差があるため、最終的には店頭や公式通販、専門スタッフのアドバイスでのフィッティングを推奨します。
「迷う時間」を有効活用して、自分に合った一足を探したい方は、AI相談も選択肢に加えてみてはいかがでしょうか。



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